ネット上の英和辞典で「basis weight」を調べると、あちこちで「坪量」と訳されています。
しかし、「basis weight」は、必ずしも「坪量」とイコールではありません。
「坪量」は、「メートル坪量」、「米坪(べいつぼ)」とも呼ばれます。
紙の1平方メートル当たりの重量のことです。
英語では、「grammage」といい、単位は日本と同じように「g/m2」、あるいは「gsm(grams per square meter)」を用います。
一方、「basis weight」は、「grammage」を含めて、「紙の斤量」を意味する言葉ですが、とりわけ、アメリカやカナダなどで紙の重さを表すときに使われる、「basic size」×「ream」を、重量(ポンド)で表したものを指します。
「basic size(basic sheet size)」は基本となる紙の大きさで、紙のカテゴリーによってサイズが異なります。
「ream」は「一連」のことで、通常は500枚です(1000枚、480枚などの場合もあります)。
考え方としては、日本の「連量」と似ていますね。
昨日このブログで紹介した、「cover paper」を例に見てみましょう。
以下のように表示している紙があったとします。

「cover paper」のbasic sizeは20×26インチと定められているため、「20×26インチの大きさ×500枚の重さが80ポンドのcover paper」ということになります。
「#」は重さの単位「pound」のことなので、「80lb cover」と表記することもできます。
「80# text」と書いてあった場合、「80# cover」と同じ斤量ではありません。
「text paper」のbasic sizeが「cover」とは違う、25×38インチだからです。
basic sizeについて詳しく知りたい方は、Wikipediaの「Paper density」で、「Basis Weight」の項を参照してください。
「basis weight」は、「ream weight」、「substance weight(sub weight)」とも呼ばれます。