英語の冊子「chapbook」「fanzine」「tract」とは? | グラフィックデザイナーのための英語講座

グラフィックデザイナーのための英語講座

デザインの現場で使われる英語を
『グラフィックデザイン用語英和辞典』の編纂者が紹介します。

 

 

 

英語と日本語は、同じ意味の言葉が1対1で存在しているわけではありません。

日本では日常的に使っている単語であっても、英語では同じ意味の言葉がないこともありますし、その逆もまた然りです。

今日は、日本ではあまりなじみのない、英語の「冊子を3つ紹介します。

chapbook」は、本来は、17世紀から19世紀ごろにイギリスで発行されていた、大衆向けのポケットサイズの本のことです。
現代では、詩やエッセイなどの小冊子のことも指すようになっています。
さらに最近は、インターネット上のものを指す「online chapbook(e-chap)」という言葉もできました。

fanzine」は、SF小説、漫画、音楽など、特定のファンに向けた、アマチュアが作った冊子のことです。
同人誌」、「ファン雑誌」と訳されることもあります。

tract」は、主に宗教や政治に関する小冊子のことです。

いずれも英語のWikipediaに記事がありますので、興味のある方は参照してみてください。