「brackets」は、括弧類全般を指す言葉です。
「square brackets」といえば「角括弧」、「round brackets」といえば「丸括弧 (parentheses)」のことです。
単に「brackets」といった場合、アメリカ英語では角括弧、イギリス英語では丸括弧を指していることがあるので、注意が必要です。
「square brackets」のことを日本語で「大括弧」と呼ぶのは、あまり好ましいことではありません。
数学で使われる [ { ( という順番は、世界的に見ると { [ ( のほうが多数派だからです。
現在はJISでも「角括弧」、「波括弧」、「丸括弧」という名称になっています。
ローマン体(roman type)の部分名称として「bracket」といった場合には、「ステム(stem)」と「セリフ(serif)」をつなぐ部分のことです。
「The serifs are bracketed.」のような言い方もします。
写真の世界では、露出を変えて何枚か撮影することを「bracketing」と呼んでいます。