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社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

踊る為の音楽は3分前後の短い物が多いですが社交ダンスは

全身運動である事から曲の後半ともなるとパフォーマンスが

音楽から外れて来たり見るからに疲れを感じる踊り手が居ます。

楽しく踊っている事から見ている人達からすれば終始気持ち良く

踊っていると思われがちですが競技会やデモンストレーションと

成ると踊り手は次第に体力を奪われ思い通りに演じる事が難しく

曲の後半ともなると音楽表現が曖昧と成っている事も多いです。

特に競技会などに於いて何ヒートも踊り続けると体力のみならず

気力も次第に失われしっかりと技術を身に付けているにも拘らず

思い通り発揮できない選手も目に付きます。

 

誰もが最終選考まで残りたいと思うのですが勝ち残ると言う事は

間違いなくパフォーマンスを演ずる為にどれだけ体力を残せるか

と言う事に掛っている場合も少なくありません。

また競技や発表会などに出ないとしても普段の練習やパーティに

於いても思い通りの表現を演じ続ける事は楽では有りません。

楽しい運動表現とは言え社交ダンスは何度も踊ると次第に体力が

失われ楽しく踊るどころかミスやトラブルを生む事も有る事から

如何に一曲を通して心身共に充実して踊るかが求められます。

 

その為他のスポーツを同じくシッカリと練習をして体力を付け

技術が生かせるようにしなければなりません。

しかしながらかなり体力が有っても曲の後半ともなると次第に

身体の力が無くなったり感覚が鈍くなってしまう事も有ります。

もちろん技術体力共に重要と言えますが一つ考えられる事は

呼吸の仕方が余り良くない踊り手が多い事です。

パフォーマンスを一曲を通して思い通り演ずるには体力も大切

なのですが体力を維持する為には身体の中に十分な酸素を

取り入れ続ける事がとても重要です。

 

レッスンをしていると生徒の中には踊っている時頻繁に呼吸を

止めていたり上半身を緊張させ呼吸機能を浅くしている方がいて

技術が足りないと言うより曲の途中からは運動表現が出来ず

身体の動きが思い通り出来ていない場合が多いです。

この事はまだ初心者の段階でステップや運動表現を覚える事で

精一杯の方に多いですが実は競技選手やベテランの方でさえも

上手く呼吸が出来ていない方が少なくありません。

 

呼吸と言えば意識をして深く空気を吸ってみたりとか上腕を

大きく広げて胸筋を引き上げたりする方も多いですが呼吸の

方法は社交ダンスを踊っている状態で創る事が肝心です。

社交ダンスやスポーツをしている時の呼吸は普段の生活を

行っている時の様な肺の容量が少ないと途端に身体が酸素不足で

上手く踊れなくなってしまいます。

大きく息を吸ってプレーしようとしても中々思い通り空気の

取り込みは出来ず多くの方が直ぐに肩で息をする様に成って

苦しさでパフォーマンスが上手く行かなく成りがちです。

 

社交ダンスの場合も自分のステップや運動表現に気を取られ

充分に呼吸が出来ていない方がとても多いです。

社交ダンスを踊っている時の呼吸は必ず音楽のリズムや

メロディーに同調して行われる事がとても大切です。

速い曲やゆっくりとした曲に因って変えると言うより

歌を歌う時の様に滑らかにゆったりと呼吸をする事が大切で

呼吸のスピードが音楽スピードに囚われず身体への

一定の酸素供給になる様にする事が肝心です。

無理に大きく息をしたりリズムに合わせて呼吸をすると

言うのではなく一曲を通して安定した呼吸を続けることが

とても大切です。

 

自分で呼吸法を見つけられる方も居ますが音楽を聴きながら

自分の運動表現をより無理なく自由に演じられる自分自身の

呼吸法を見つける事が最適です。

とも角呼吸は止めてはいけません。

酸素不足は直ぐに筋肉の硬直や神経の伝達に影響し頭では

解っていても身体が動き辛くなってしまいます。

自分の身体が最も動き易い呼吸法が見つかると社交ダンスの

種目や音楽スピードに関係なく一曲を通して身体が気持よく

動いてくれるのを感じる様に成ります。

 

また呼吸をする時口呼吸より鼻呼吸の方がより多くの空気を

取り込む事が出来ますが踊っている時は表情を作りながら

口からも呼吸を出来る様にする事が大切です。

また歌を歌っている時の様に気道を充分に広げながら踊ると

呼吸が楽になりパフォーマンスがより正確に美しく出来ます。

視覚聴覚をしっかりと使う事だけでなく呼吸がうまく出来ると

社交ダンスの運動表現がより豊かになって来ます。