社交ダンスはヒップホップよりやさしい -31ページ目

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

社交ダンスが思い通り踊れない方の多くはコンタクト面への

力の加え方が適切でなかったり自分だけのイメージで力を

入れて踊っている事がとても多いです。

社交ダンスを始めて間もない方や経験の浅い方はコンタクト

するだけでも精一杯かも知れませんがある程度多くの種目を

習いフィガーやルーティンも知っている踊り手の中で

コンタクトがペアとして余り相応しくない方が目立ちます。

ただ力を持って接触したり掴まえたりするだけでその先の

お相手の心と身体の動きを感じようとしていません。

その為誰と踊ってもコンタクト面を通して意思の疎通が出来ず

テクニックの一環としてホールドをしたり接触していても

自分の運動表現がお相手に伝わらず更にはお相手からの情報が

全く感じられないで楽しく踊ると言うより互いに踊り辛さを

感じるている踊り手が多くいます。

社交ダンスのコンタクト面は単に踊る為の手段として力を

入れているのではなく常にお相手からの情報とお相手への

リード&フォローを継続的に行う為に有ります。

その為ペアとして最も互いのやり取りが自由に楽しく行え

繫がりの有る音楽表現と成る事がとても重要です。

 

社交ダンスは踊るお相手によりまた常に一緒に踊っている

お相手のコンディションの変化によりコンタクト面に対する

力の入れ方が変わって来ます。

極端に言えば誰一人として同じ力のやり取りをしてはいなくて

踊る時に初めて最も適切な運動が生まれます。

この様に書くととても難しい様に思えるかもしれませんが

このコンタクト面に対する力の入れ方は誰もが自然に出来る様

備わっている能力でも有るのです。

これは日常生活で様々な物に触れたり運んだりする時に自然に

反射的に最も適切な力の入れ方が出来るのと同じです。

 

所が社交ダンスを習うとこのお相手とのコンタクト面に対する

自然な能力を封印してしまい単に踊る為の形状として互いに

押したり引いたりだけの踊り手が実に多いです。

やはり問題はコンタクト面から先のお相手と音楽を感じる事で

自分の運動表現を生んでない事になりますが男女共にただ

機械的に触れ合って力を入れているだけではお互いの意思の

疎通は殆ど不可能でただ覚えているフィガーやルーティンの

再現に気持ちを向けるしか有りません。

 

何故多くの踊り手がコンタクト面を固めたりホールドを頑強に

維持しなければ美しい外見が創れないかの原因の多くが

的確にお相手とコンタクト面を通じたリード&フォローが

出来ていない事に有ります。

お相手の運動表現に常に気持ちを向けている踊り手のホールドは

とても柔らかく優しいです。特にペアとして繫がりの有る美しい

音楽表現が出来る踊り手のコンタクト面は常にお相手を気遣い

お相手が最も気持ち良く運動表現が出来るような力の入れ方が

自然に出来ています。

 

この事は二人の運動表現を繋げるだけでなくコンタクト面を通し

お相手の運動表現がイメージ出来自分がいかに踊ったら良いかを

反射的に感じる事にも成ります。

この能力は誰にでも備わっているはずなのにテクニックとして

習った表現の方法や運動を使う事で上手に踊れると思い込んで

自らの身体を踊り辛くしているのが現状です。

 

私達の持っている様々な機能は基本的に自分以外の事や人に

反応し最も的確に適切な方法を生み出す様に出来ています。

社交ダンスの数々のテクニックは覚える事は大切ですが

それ以上に踊る為の自分自身が持ち合わせている能力は

素晴らしい事を理解しましょう。

社交ダンスのみならずあらゆるスポーツのエキスパートは

その力をフルに生かしているからこそ感動的な表現が出来たり

目を見張る能力を発揮できるのです。

社交ダンスが上手に踊れる為には踊る為の知識やハウツーを

覚える以上に自らの持っている素晴らしい運動能力を知り

育てる事が大切なのです。