今年一年、どれだけ成長できたか | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

今年も残りわずかと成りましたがあっという間に月日が

過ぎ去ってこの一年一体何をして来たのだろうかと思わず

我が身を振り返ってしまう事が有ります。

日々社交ダンスの練習に明け暮れたり発表会や競技会に

出場したりと忙しい毎日を送っていらした方も多いかと

思われますが新年の誓いも月日と共に忘れ去ってしまい

思いを成し遂げられたと言う方は少ないかと思われます。

 

踊る事が好きな方々にとって如何に多くの技術を習得し

思うがままに踊れる事を願いながら練習を重ねて来たか

と思われますが期待ほどの結果を得られなかったと

ため息をつかれる方もいるかもしれません。

社交ダンスは実感として中々上達を感じられない事から

少しでも多くの知識や運動能力を身に着けようと頑張って

きた方々も多いと思いますが例え全く成果が得られない様に

思われたとしても長い目で見ると将来に続く確実な実力が

身に付いている事も有ります。

 

実際に演技発表や競技会などで踊る事で客観的に成長を

感じられる事も有りますが私達の身体は自分が思う以上に

次へのステップを踏むために準備を整えているものです。

ただその成長は中々目には見えず更には個人差が著しく

頑張ったからそれに見合った成果が直ぐに出ると言う事は

非常に稀であり自身の心と身体の成長を待つことが大切と

言えるのです。

 

技術の習得であっても同じ音楽表現を一日にして覚える方も

いる一方1年以上かかってしまう方も珍しくありません。

しかしすぐさま踊れる様に成る方が社交ダンスを豊かに表現

出来るとは限らず長い時間を掛けて練習してやっと思い通り

踊れる方であっても人の心を感動させる音楽表現が出来る場合も

有って如何にその方自身が自分が上達し納得できる踊りを

身に着ける事が出来るまで待てるかがとても大切です。

 

特殊な運動表現やほんの一部の方しか習得できないような

難解な音楽表現は別として社交ダンスの多くのフィガーや

運動表現は誰もが持っている運動能力やセンスで必ず

身に着けられる様に成っています。

その為身に着けたテクニックや運動表現は誰と踊っても

発揮する事が出来初めて踊る方とも楽しい時間を過ごせる

のです。

 

しかしながら単なる知識として覚えていたり誰かの真似を

して踊っている様では自分自身は満足できてもお相手には

余り良いリード&フォローとはなりません。

シッカリと自分の身体が理解し自分の気持ちで創り出した

運動表現は誰と踊ってもお相手に好感を持たれるものです。

 

社交ダンスが上手に成ると言う事は技術や運動表現が

上手くなったと言うだけでなく心と身体の成長が伴い

一人でも多くのお相手を幸せにする事が出来る様に

成った事を言います。

社交ダンスを通じて人として心豊かに成長して踊る事で

多くの方を幸せな気持ちにさせる事が出来ればそれこそが

社交ダンスの一番の目的を果たしたと言えるのです。