皆さんに、感謝! | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

年末のパーティも無事終わり、今年も残すところ
数日と成りました。
時が経つのは早いものですが、ここ数年日記を書き
毎日の記録をしていて、読んでみると、一年の間にも
様々な出来事が有ったことが解ります。
早く感じるのは、その殆どを忘れてしまい、急に年末の
慌ただしさに一年を振り返るからでしょう。

所で、教室の年末パーティも、早29回となりました。
これまでどれ程の生徒やお客様と作り上げて来たでしょう。
どの会も、皆様のお蔭無くしては、決して成立しなかったし
一年を終える事が出来なかったと思うとと、本当に心から
感謝したいと思います。

しかしながら、これまで、40年程社交ダンスに関わって
世の中の変遷を感じてきましたが、近年の社交ダンスは、
初期の頃に比べて、少しい熱が冷めている様で、世の中も
ダンス界も今一盛り上がりが有りません。

本来社交ダンスは、全世代に共通の庶民の踊りでした。
しかしながら、次第に、一部の人々のみを対象とした
限られた方々の趣味に変わって行ったのが気になります。

しかも、プロの組織の度重なる分裂に伴い、多くの優秀な
選手や一般の方々の興ざめが、日本のダンス界の力を
増々弱くしていったのは否めません。

おりから、政府公認の教育の一環として取り上げられた
ダンスが、ヒップホップであり、社交ダンスの夢は、ますます、
社会の興味から薄れているのが現状です。

社交ダンスは、子供からお年寄りまでが、誰とでも手を取り
音楽を楽しめる、世代を超えたコミュニケーションです。
今や、日本社会は、高齢者と若者の大きな感覚の隔たりが
問題となっています。

増々増える高齢者と、その負担をしなければいけない
若い世代との気持ちの差は一向になくなりません。
手を取り、身体を触れて、御互いに相手の気持ちを知ることが
とても大切な事だと思います。

社交ダンスが、高齢者や一部の愛好家だけのものと成らず、
日本中のあらゆる世代に浸透して行く事が、この道を選んだ
私の切なる願いであります。