今日は五月五日、子供の日です。
各地の行楽地は観光客で賑わい
高速道路は大渋滞が予想されます。
また、会場では様々なイベントが催され
連休を利用して多くの人々が訪れます。
ところで、室内スポーツも至る所で行われ
都内の大きなホール施設では、様々なグループが
社交ダンスを行なっています。
プロが踊るトップクラスの競技会から
中高年の方を主体とした数多くの大会も開かれ、
一日楽しいダンス音楽の中で汗を流します。
競技会に出る方々は、少しでも良い成績を上げ
クラスを上げたいと思うのですが、いざ試合となると
思う様に実力が出せず、首をうな垂れて帰る事も
珍しくありません。
この日の為に一生懸命練習しても、その成果が出ないと
その後何日も落ち込んだりするものです。
実力が出せない原因は様々でしょうが、一見して
多くの方に見られる事に、床から両足が離れて
踊っている事が有ります。
ダンスだけでなく、二本足で立って行うスポーツは、
床や地面からエネルギーを得て表現をします。
社交ダンスに於いて床から足を離して踊る事は、
バランスを失うだけでなく、正確なステップを踏めず
お互いの上半身を硬直させる原因となります。
大切な事は、支え足はともかく、動いている足も
常に床に触れている事です。
相撲柔道と同じく対人的なスポーツは、足の裏が
床や地面の感触を失うと、自分の運動をスムーズに
コントロールできなくなります。
特に社交ダンスは、ムービングフットと床との感触で
次のステップの場所を決定し、上体に演技として
床からの力を伝えて行けるかが大切です。
競技会やデモンストレーションの会場に着いたら
先ず、床のコンディションを足の裏で感じ取りましょう。
男女共、片足づつ床に触れていると、2人の踊りは
二点接触となり、自転車のバランスとなります。
2人共が、両足で床を感じていれば、四点接触となり
自動車のバランスとなります。
どちらがバランスがいいかお解りと思います。
日頃の練習の成果が生かせて、思うがままに踊れ
いい成績を収められることを期待しています。