社交ダンスで怪我をしない方法 | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

社交ダンスを楽しみたいものの、身体の痛みで
思う様に踊れず、辛い思いをしている方が多いです。

特に、下半身と、腰、肩、と言った部分の痛みは
ダンスをするかたに多く見られ、中でも、膝と腰は
慢性になり易く、治療も難しいものです。

痛みが有ると、湿布をしたり、痛みどめを飲んだり、
それでも、治らないと,病院に行ったりしますが、
一度怪我をすると、なかなか治らないものです。
外科的な治療は最後の手段となりますが、
多くの痛みは運動を変える事によって軽減します。

特に女性に多い膝と大腿部、更には腰の痛みの
原因多くが、体重の乗せ方に在る場合が見られます。

一番多い間違いは、ボールとヒールに体重が
上手く乗っていないで、指先に体重が多く掛かり、
ライズしてヒールが上っている時、ボールで
バランスを感じ、ヒールから頭骨にかけてライズする
基本の運動が無い事です。

女性は、高いヒールを履く事が多いため、
社交ダンスに於いては、指先に力が入りがちです。
時にトウでバランスを取ることは有りますが、
体重を支えたり、移動させる時には、ボールを支えにし
身体を推し進めます。

歩く時に、指で地面を蹴るように勧める方がいますが、
ボールで身体を押しだした反射で、指のスナップが
最後に地面を押すのです。でも、これは推進力ではなく
次の振込への予備運動に過ぎません。

指で床を蹴って踊ると、確実に引き寄せが遅れます。
また、立った時は、ヒールとボールで体重の大半を支え
指はむしろ遊んでいます。

腰や膝を痛めたりする人は、立った時や身体を進める時
立ち足の指に体重が掛かって、そのまま床をプレスする、
少し前に倒れて、上半身を反らしているタイプに多いです。

床をプレスする時は、ボールとヒールにしっかりとウエイトが
感じられ、上体の移動によって反射的に床を押せるように
踊り方を変えると、膝と腰の負担が無くなります。

壁に両手を付いて腕立て伏せの様に屈伸をしてみて下さい。
手のひらを付いて肘を曲げると簡単ですが、
指で支えて屈伸をしようとすると、肘と肩の関節が
ロックされて動きづらくなります。

腕立て伏せをする時、手のひらを付けて出来ても
指だけですると筋肉が緊張して動きづらくなります。
ヒールの高い靴を履いて、ライズ&フォールをする時
指先で頑張ると怪我をしやすい理由です。