腰痛対策 | 社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

日本列島に大寒波が居座り、朝晩が一段と厳しい寒さとなりました。
そんな中、身内にぎっくり腰で苦しむ者が出てきて、毎日の生活が
痛々し状態です。

高齢の方だけでなく、若い人にぎっくり腰に悩む人が多くいますが、
なかなか痛みが取れず、しかも、慢性化して年中痛みと戦っている
方々が沢山います。

私も職業柄沢山の怪我に悩まされ、中でも腰痛と膝痛はこの職業の
持病ともいえます。
しかしながら、苦しんだ頃は若い頃で、今では滅多に痛くなることは
よほどの運動量をこなした時ぐらいでしかなく、年は重ねてきましたが
体力も体型も30代の頃と変わりません。

ところで、腰痛が起こったら皆さんはどの様に対処していますか。
一般的には安静にして痛みが取れたら少しづつ動いて、痛い時には
痛み止めの薬に頼るのではないでしょうか。

私もかつては医者に行ってみてもらったり、薬局で薬を買ったりして
何とかしのいできましたが、その方法が完治には程遠い事が
だんだん解ってきました。

先ず炎症がある時は医者に行ったり、痛み止めで抑えたりするのは
正解です。しかし、その後何日も何もしないでいるのはマイナスです。
でも、痛くても無理に動かせと言うのではありません。
炎症が起こっている時に無理に患部を動かすと、傷が更に悪化して
完治までに時間が掛かってしまいます。

痛みの感覚は脳がその部分を感知して、そこに血液をより集めて
痛みを感じる物質を送り込みます。怪我が重大だから痛いと言う
だけでなく、治すための方法として患部に痛みを感じる物質を
送って修復を促しているのです。
つまり、その痛みが他の身体の部分に影響がなくても、修復するまで
痛さを感じ続ける様にしています。

痛いと言うのは、意識が無くなるまであるもので、それまで身体を
休み続けるとその他の健康な部分まで萎えてしまいます。

スポーツ選手は、骨折をしてもその他の部分をトレーニングし続け
骨折が治った時は以前と変わらず力強いパフォーマンスを見せます。

これは、スポーツを行わない多くの方も同じで、怪我をしても
動く部分は一日も早く運動を再開しないと、痛みが取れた時
今度は、全身が弱くなって運動能力が激減します。

腰痛の場合は、腰を痛める前に上半身と下半身が硬くなっていたり
姿勢が悪くなって運動が全身で行われなくなった時に起こります。

例えるならば、ゴムひもの真ん中が細いとしましょう。
ゴム全体が柔らかく伸び縮みする時は良いのですが、
太い部分が伸びなくなっている時に両端を引っ張ると
細い部分から切れてしまう事が有ります。
人の身体は、腰の周囲に大きな筋肉が少ないため
大きな力が掛かると簡単に障害を起こします。
上半身や下半身が硬かったり、上手く繋がらなかったりすると、
その負担は腰の周囲に来ます。

また、身体が強くても上半身と下半身が別々に使われたり
社交ダンスで言うなら、上体を固めて踊ったり、足型だけで
演技したりすると、いつでも腰痛が起こる条件が生まれます。

ジムで身体を鍛えても、毎日ウォーキングをしても、
全身が繋がるトレーニングをしないと、滑らかで美しい
パフォーマンスは出来ません。

全身の筋肉が連なって反射で動けるようになると
身体は太りにくくなり、美しいプロポーションを作れます。