初めてラテンダンスを習うときに、ルンバから
教えられることが多いですね。
この時、カウントの数え方を、1,2,3,4、と
数えなくて、2,3,4,1、と数えることに
戸惑った方も多いでしょう。
生まれれから、数は1,2、と順番に数えて来たのに
ルンバで2から数えるように習い、混乱します。
でも、4拍子の曲を普通に数えさせると、1,2,3,4、が
誰もが長年親しんだ数え方です。
では、どうしてこのようになってしまったのでしょう。
これは、ダンスが足型のみで日本に入ってきたとき
動く足から数を数えていたなごりなのです。
ルンバは、カウント4、とカウント1は基本的に
同じ足に体重が有ります。
つまり、カウント4と1は上体がその上で止まって見え
次のカウント2でステップが踏まれ、動き出したように
見えるからです。
当時は足が動くときに運動の始まりの様に思って
いましたから、音楽がカウント2から始まったように
思えたのです。
音楽を身体で表現するようになると、カウント1は
前の小節のカウント4出来たボディシルエットを
次の小節につなげるための強い床へのプレスで
あることが解ります。
カウント4は前の小節の最後の身体の形を決める所で
カウント1はカウント4で身体を上方に引き上げていた
同じ足で床をプレスする事です。
大切な事は、カウント4と1はそれぞれ別の小節の
ステップであり、間違っても4,1と休みに使っては
いけません。
という事は、カウントは1,2,3,4、と数えれば
良いのです。