音楽の取り方は初心者にはなかなか大変ですね。
一生懸命リズムをとっても、どんどん音楽に追い越され
着いていくのがやっとと言う人が多いですね。
音楽をとれない人は音感が無いのではなく、取るポイントが
ずれているのです。
音を取るとはいったいどういう状態を言うのでしょう。
皆さんの中にはステップを踏むことが音を取る事だと
思っている人はいませんか。
確かに、タップダンスなんかはその感覚でもいいですが、
社交ダンスは二人が常に移動しながら音の表現をします。
簡単に言うと、開脚して前方の床をキャッチした瞬間から
後足が次の床に触れる瞬間までです。
つまり、片足で床に立っている間、片方の足が振れている
時間が音の長さです。
よく言う足型とは、この立ち足の事を言い、この足型のみで
音楽を感じていると、音楽についていくことはできません。
立ち足が支えている間に動いている反対側の足と動いている
ボディが実は音楽なのです。
大切なのは動いている側で音楽を表現するのです。
ステップを踏んでいるとき、片方の足が止まっていいませんか。
社交ダンスは片足だけが踊っているのではなく、その他すべての
身体で音楽を取っているのです。
これはあらゆるウォークの運動を利用したスポーツで共通の
運動です。
両足が開いた瞬間から次に両足が開くまでを一歩と数えられれば
社交ダンスは楽しく覚えられます。