社交ダンスはヒップホップよりやさしい

社交ダンスはヒップホップよりやさしい

学校教育におけるダンスと言えば,ヒップホップが主流となっていますが、社交ダンスは二人で助け合って踊ることにより誰でも覚え易く、技術とマナーが自然と身に付きます。
子供からご年配まで、踊ることにより相互理解が得られる、素晴らしい芸術的スポーツです。

誰もが一日でも早く思うが儘に踊りたいと願っています。

自分が感動した踊り手の様に踊れたらどれ程幸せかと

心をときめかせた時も有るでしょう。

最初の頃は簡単なステップでも出来る様に成ると嬉しくて

次から次へと夢は膨らんで行ったことかと思います。

一日中ダンスの事が頭を巡り練習場に向かう足取りも

自然と早く成った事でしょう。

 

月日が経ち思い描いた楽しいフィガーや音楽表現も

次第にこなせる様に成りいつの間にか自分の踊姿に

眼を輝かせる周囲に気が付く時がやって来ます。

身に付けたフィガーや運動表現で自分の思いを膨らませ

社交ダンスの楽しさを味わう事が出来る様に成るのも

それ程遠い事ではありません。

とは言え上達すれば満足できると思いきや更なる問題や

課題が増えて来て沢山の踊る為のアイテムを身に付け

間違いなく演ずる事で気持ちに焦りが出て来ることも

新たなる悩みと成るのもこの時期からです。

 

初期の頃の心からの感動が次第に周囲との比較や

目指す踊りとの違いに心の負担も増して来ます。

周囲から見れば上手に楽しく踊っている様でも技術が

上達し更なる夢を果そうとすればするほど心の中に

手放しでは喜べない気持ちが生まれて来ます。

一体どうしたらどの様に踊ったら自分は本当に満足

出来るのだろうかと日々悩んでいる競技選手やプロは

少なからず居るものです。

 

外見的に華やかな社交ダンスであるからこそ実際の

心の思いとはかなり違っている事も有るのです。

日々新たなる音楽表現が生まれ更なるテクニックが

開発されてくる中で如何に自分の踊りを育てて行くか

踊り手の共通の悩みとも言えるのです。

その為はたから見ると素晴らしいテクニックの持ち主

で有ったり多くの踊り手達が目指す存在であっても

踊る事を辞めてしまう方も出て来るのです。

 

自分自身が如何に踊ったらこれからもずっと楽しく

社交ダンスを踊って行けるのかその答えを見つけようと

日々悩んでいる踊り手も多くいると思われます。

自分が目指すような踊り手を頭に描いて日々練習するも

他人に負けない練習量を熟しあらゆるテクニックや

運動表現を身に付けようもその答えに行き着くとは言えず

楽しく踊ると言う事は悩みの種にも成り得るのです。

 

しかしながら大きな夢はさておき日々の踊りの中で

楽しさや快感を得るためにはどうしたら良いでしょう。

もちろん踊る為の知識を多く身に付け練習をしっかりと

行う事は大切と言えますが少なくとも今踊っているお相手と

心から笑顔に成る為にはその時自分がお相手にどの様に

踊ってもらえたら嬉しいかを考えてみましょう。

 

如何なるリード&フォローをしてもらえたら楽しいでしょう。

社交ダンスを楽しく踊る為には自分が楽しいと思える事を

目の前の方にしてあげる事が大切です。

ほんの些細な事でもこうして欲しいと思う事をお相手に

積極的に行う事でお相手の心と身体がほぐれて来て

自分の運動表現を素直に受け入れてくれる可能性が高まります。

この事は社交ダンスに限らず日常生活に於いて心すべき事

と言えます。

 

例え正しい事とは言えお相手にとって楽しくない苦しい事は

自分にとっても良い結果をもたらしません。

特にまだ社交ダンスが上手に踊れなかったり高齢で有ったり

様々なハンディを抱えている方も多く同じ事を行っても

感じる事は人其々です。

コンタクト面を通し常にお相手の心と身体を察知する事で

最も適切なリード&フォローを行う事が出来ます。

先ずは自分がして欲しい事こうあって欲しいと思う事を

目の前のお相手に心を込めて行ってください。

 

この気持ちは上級者と踊った時や自分が心を寄せる方と

踊った時にも大きな力と成りお相手に楽しさや快感を

与えペアとしての素晴らしい時間を生み出す事に繋がります。

社交ダンスの様々なフィガーや運動表現やテクニックは

お相手と素敵な時間を過ごす為に有るのです。

そして自分自身を幸せな気持ちにさせるものでなければ

成らないのです。

お相手が心から楽しく踊れるとき自分自身のペアとしての

最高のリード&フォローが出来る事を知りましょう。