シーズナルパターン

6月の初旬はアフタースポーンでした。

ちょうどタイラバカップがあったころですね。

 

水温の上昇とともに、タイはいろんなエリアに広く散らばっていました。

 

餌もイカナゴからベントスまで様々。

 

タイは水温上がって活動はできるようになっているのですが、いかんせん産卵後で体力が低下しており、気難しくなることが多かったように思います。

具体的には、タイラバのちょっとしたセッティングや巻きスピードの違いで、バイトが出たり、出なかったりが発生し、その日のパターンを見つけられるかどうかが重要でした。

 

また、通常であれば梅雨時期であり、降雨による河川からの淡水や濁り水の供給によっても、エリアや活性が変わるという季節だったのですが、今年は空梅雨だったので、そういうことはあまり気にしなくて良かったように思います。

今後、淡水が供給されなかったことが、夏に向かってどのように影響してくるのか・・・因果関係を考えるのは難しいですが、気にしていきたいところです。

 

ということで、エリアやベイトによる違いを以下に見極め、釣っていくかが問われる6月でした。

 

6月の3つのパターン

6月は先も書いたように、非常に広いレンジやエリアで釣れました。

逆に、広くどこでもつれるようであっても、その日に釣れないところに行ってしまうと全く釣れない・・・という悲しい状況にも遭遇しました。

 

基本的には餌を起点に、釣りやすい状況かどうかとして潮をからめて考えていきました。

 

大きくは3つのエリア・レンジに分けました。

・浅いけど潮がよく流れてフラットな砂~泥底エリア

 

このエリアのベイトは・・・よくわからない。

でも、たぶん底にいるベントスだと思います。

数年前までだと、緑色の薄い殻の二枚貝を食べてる魚が多かったのですが、この数年はそのようなベイトがいないみたいで、歯の削れや砂が胃袋に入っているので底物をつついている感じはするものの、特定できないような感じです。

魚探にはあまり反応出ないので、辛抱強く、潮がしっかり動くタイミングで巻き続けるのが良いパターンです。

タイラバのセッティングは、しっかり目立つカーリーが良く、私はオレンジカーリーと黒ストレートを組み合わせた、ネクタイだけのセッティングをよく使います。

あと、今年導入した”無限”のオレンジカラーも良く反応しました。

底付近ですぐに動きはじめてアピールできるネクタイセッティングが良かったです。

 

・深くて潮がよく流れるチャネル

 

 

このパターンがアフターとなる6月のメインパターンだと思います。

タイラバカップでのパターンがこの状況でした。

ベイトは状況によりちょっと変わるみたいで、基本は底にいるベントスであり、たまにイカナゴが流れたり、シラスがいたりすることで活性が上がるような感じでした。

ベントスは、タイラバカップの時、ワンピースⅢ後藤船長が、イケマにウミケムシをいっぱい吐いてたということなので、ホントに底にいる何かをついばんでるという感じなのだと思います。

タイラバのパターンは、STARTのショートカーリー3本鈎仕様のものが最強でしたね。

もさもさしている感じがいいのか、底付近をデッドスローで巻いていると当たりが頻発するという感じでした。

そして、ボトムに張り付いている状況から、巻かないタイラバ”ズルラバ”も好調でした。

 

一生懸命巻くのが馬鹿らしくなるほど、バイトが多いことがあります。

まあ、底物をつついているなら確かに理にかなってはいるんですよね。

 

・サンドウェーブ・サンドバー

潮が結構ながれるシャローでの釣りで、ベイトがベイトフィッシュなのが特徴的なパターンです。

6月の初期~中旬まではイカナゴがベイトの主体でした。

この時は、SWITCHの中層スイミングやスモールシルエットのタイラバを中層まで巻き上げるのが非常に良かったです。

そして特徴的なのが、タイジグが有効なタイミングがあるということです。

早まきで巻いていると、ズガン!と当たるのでとても楽しい釣りでした。

 

 

ここから、6月中旬以降になると、ベイトがシラスになりました。

ベイトが魚探の振動子200kHzには映るけど、50kHzに映らないということで、とても小さいベイトだと確認できて、かなりのシャローですが、タイがたくさん入っている感じでした。

水面ではヤズ(ぶりの幼魚)がボコボコとボイルしていて、今にもつれそうなんですが、ベイトが小さすぎて釣るのは難しいというパターンでした。

タイラバのセッティングとしては、スモールシルエットの無限や、スカート有りのカーリー等のセッティングが良かったです。

 

 

無限に関しては、鈎のセッティングが特徴的で、いろいろ試してイイ感じになってきたので、また今後の動画とかで紹介したいと思います。

 

ということで、2022年6月における、高松沖での3パターンを紹介してみました。

これから高松沖は地獄の夏になります・・・・

高水温と濁りとの闘いになり、魚の活性が低下するので、朝イチ以外にどうやって魚を釣るのか?頑張って探したいと思います!

 

ではではまた!