「春になったら莓を摘みに」 梨木香歩 | あしか、浜辺をさまよえば
春になったら莓を摘みに/梨木 香歩
¥1,365
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乙女なタイトルに装丁です。


エッセイ「ぐるりのこと」で梨木さんにがっかりしてたところ、友人がこれはいいよと貸してくれた1冊。「ぐるりのこと」が対象が特になく、梨木さんの(まとまららない)考えが散文的に書かれていて、あれ?と思ったのだけれど、こちらは確かに「ぐるりのこと」と全然違う。Amazonでも評判いいですね。


イギリス留学のときの経験に基づくエッセイで、芯のとおった文章です。

景色の描き方が綺麗だな、と思う。

イギリス人の気風というものがとてもよく伝わってくる。こういう気風は嫌いではない。


・・・ただ。

(いつもケチをつけてすみません)

意外とこの方、自分のことを褒められたことをとても素直に書くのね、と。いやそれはとてもいいことだと思うけれど、ちょっとだけすこし自分の美学とは合わないな、と思う。そして、エッセイにしては自分の「怒り」もストレートに書いているが、その怒りどころがまた自分とずいぶん違って驚いた。えっ、そこでそんなに?と。自分も相当怒りっぽいほうだと思うのだけれど。