「itと呼ばれた子 少年期ロストボーイ」 デイヴ・ペルザー | あしか、浜辺をさまよえば
Itと呼ばれた子―少年期ロストボーイ (ヴィレッジブックス N ヘ 1-2)/デイヴ・ペルザー
¥735
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3部作の2作目。

12歳から18歳まで。母親のもとを脱出し何人もの里親のいえでの日々を描く。

虐待のシーンがぐっと減る分、ティーンエイジャーならではの心の葛藤が素直に語られている。その素直さに驚く。負の感情を抱いていたことを素直に文章にするってよほど勇気がいることだろうな、と。

にしても、なぜここまで10代のことを詳細に覚えているのだろうかともつくづく驚く。もちろん想像での描写もあるのだろうけれど、自分は10代のころ、どんな大人に会ってどんなことを言われたのか、なんて正直ちっとも覚えていない。

全然違うけれど、向田邦子のエッセイもそう。どうしてここまで詳細に覚えているんだろうか、とか。


本の最後で、なにやら3作目で母が「なぜ」虐待をしたのかということが明らかになるらしいことがほのめかされている。いや、どんな理由があったってそれを正当化する理由にはならないだけれど、3作目「青春期」の内容がとっても気になる。のに、職場に置いてきちゃった。週明けに読もう。


しかし、やっぱり、こういう10代の心の葛藤、って自分経験してないんだよなあ。青春って何かわからない(笑)。