オットは、根はのんびり暮らしたい人だと思います。本を読んだり、写真を撮ったり、料理をしたり。
 私よりもずっと多趣味。
 仕事せずに暮らせたら、仕事しないかもしれない、笑笑


 でも、やるとなったら、とことんやりたい性分も隠し持っていました。周りはあんまり気づいていませんでしたが。責任感なさそうで、責任感強いのです。


 30代になり、仕事のポジションも、責任あるポジションにつくようになりました。


 私とオットは同業で、職場も違う階なだけ。長年、同期でやってきて、なんとなくお互いライバルのような、仲間のような、そんな感覚でした。


 それが、ある日、私が大きな仕事を任されることになりました。家庭にも影響するので、職場はオットの仕事を軽減し、家事や育児の時間を確保する措置をとってくれました。


 けれど、これはオットにとっては、ありがたいようで、同時にやりきれない思いとして蓄積するようになります。

 言い方悪ければ、妻の方が先に昇進した、という感じ。(実際はそんなことはないのですが)


 大きな仕事が終わるまでは、オットは私も励まし、娘の面倒も見、文句も言わず、やり通してくれました。


 けれど、その後、ますます仕事に没頭するようになります。

 何かを取り返すように。何かに追われるように。がむしゃらに。でも、言い知れぬ不安感を持ちながら。



 職場では、オットの仕事への評価はとても高かった。でも、本人はそうではなかったようです。
終わりのない仕事。不安感。焦燥感。どれだけやっても、それが拭えることがなかった、と後から振り返って話してくれました。



 私は、、、そこまでオットが追いつめられていることに気づいていませんでした。