孝心を胸に生きる | いっちゃんのひとり言

孝心を胸に生きる

子は親を選んで生まれてきたのではない。

しかし、明るい家庭で両親共に元気で金銭的にも充分に恵まれた環境で育てられる子は「幸せ」と言えるだろう。

先日、私の主催している「特設経営者合宿」に30歳の青年経営者が参加してきた。

夜に食事を共にした時に、彼は私に自分の生い立ちの話を始めた。

「市村社長、私は実はフィリピンと日本人のハーフで、母は日本人の愛人でした。

その愛人の子が私なんです。

親父はすぐにいなくなり、私はフィリピンの母の実家に預けられ、母の祖母と極貧の生活を幼少期送っていました。

小学校に入いる頃に日本へ戻りましたが、母に養育する能力もなく施設に預けられました。

私は施設で大きくなり、字もあまり書くことはできない。

こんな自分でも私の仲間が10人ぐらいいて、150人近くの人を使って中小企業のデジタル戦略支援を行っています。

こんな生い立ちの自分でも経営者として成功できますか」と聞かれた。

彼の話を聞いて、30歳で今までどれだけ壮絶な人生を歩んできたんだろうかと想像した。

どんな気持ちでフィリピンの田舎で祖母と生活してきたのであろうか。

日本の貧さとは違う「赤貧の世界」である。

日本に戻っても実母は生きるだけで精一杯。

子どもの面倒など見ることはできない。

それ程、生活は逼迫している。

しかし、彼は生きるために組織を作った。

仲間とともに仕事を探した。

食うために寝ずに働いて資本を作った。

少しだけ組織としての形になってきたので私の合宿に参加してきたと言う。

私は彼に助言した。

小さい頃に育ててくれた祖母と、本当は一緒に生活をしたかった実母と小中学校の時に世話をしてくれた施設の人たちに感謝しなさい。

その人たちに恩返しをするために野心を持って上をとことん目指して30代は死に物狂いで仕事をしたらいいと話した。

神様は努力している君に必ず報いてくれるからと。

 

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