株式公開への道
北軽井沢で毎月行っている「特設経営者合宿」には、株式公開をしたいと熱望する若き30代の経営者が集まってきている。
株式公開はゴールではない。
株式公開することによって、次なるステージに上がることができる。
1つは、2つの資金調達手段を持てるという事。
今までは銀行依存の間接金融による調達。
株式公開により、株式市場からの直接金融による調達が可能となる。
調達の方法が広がることにより、企業は成長スピードを加速することができる。
2つ目は、株式公開を目指していく過程で、組織体が強固なものとなっていく。
監査法人からの厳しい会計監査をクリアしなければならない。
無限責任を負っている監査法人をなめたらいけない。
次に直前々期より証券会社からの公開引受指導と審査が入ってくる。
3年後の株式公開を強く意識する期間へと突入していく。
内部の管理体制の整備から、公開後のIR戦略まで、多岐にわたって準備しなければならないことは山ほどある。
公開がゴールではない。
公開後に成長が加速するビジネスモデルが不可欠となる。
そして、最後の審査機関として日本証券取引所の審査がある。
果たして、当該企業が上場企業として不特定多数から資金調達をして良いのかどうかを判断される。
私も2006年3月に自身の証券会社を上場させたが、その年の年初より一生で一番ストレスを感じた。
自分で学生を集め採用し教育しながら組織を作り、公開引受部隊も新設し、収益の柱に作り上げていった。
そうした諸々のことが取引所に審査される訳だ。
私は若い経営者たちに是非株式公開をしてもらいたいと心から願っている。
未公開と公開企業では経営者としての視座が全く違ってくる。
挑戦すべき高いハードルだ。
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