人を育てる意味
新卒を採用して一人前のビジネスパーソンに育て上げるのは大変な労力と忍耐がいる。
最近になって、無試験に近いような形で入学できる大学の学生を採らないベンチャー成長企業が多くなってきている。
理由は入社させても戦力にならないのがわかってきたからであろう。
少子化により、大学の入学可能枠より学生の方が著しく少なくなってきているので、学生は希望をすればどこかの大学という名の付く学校へ入学は可能となる。
そうした大学を出た学生を採用しても意味がない、無駄だということだ。
私は個人的には学歴も経歴も国籍も性別もビジネスの世界では関係ないと思っている。
しかし、ビジネスで結果を出すメソッドと上位校の大学に入学するメソッドには共通項がある。
それは高い目標をクリアするための事前準備力である。
何の準備も勉強もしないで大学に入学し、何の苦労もせずに卒業した若者と、上位校受験という高いハードルに挑戦した者では、やはりビジネスにおいて差が出てくる。
受験で苦労したことは実は実社会のビジネスで生きるということだ。
そして、メンタルの面も重要。
メンタルが強くなければ受験もビジネスも成功しない。
今や、新卒の就活は「売手市場」となっているが、実社会はそんなに甘くはない。
すぐに実社会の厳しい洗礼を受けることとなる。
身体もメンタルも強くなければ、実社会で生き残っていくことはできない。
上司にこっぴどく叱られることもあるだろう。
しかし、上司側も怒ることに当然エネルギーが要ることを部下は知れ。
上司は本気だからこそ怒る。
信用しているからこそ怒る。
何の興味も示さない上司より、余っ程情熱的な上司のほうが私は魅力的だと思う。
人を一人前のビジネスパーソンに育てるのは、母親が生まれたての幼子を育てるのと同じ位大変なのだ。
だから一つの場所で頑張ることが大切なのだ。
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