旅の空 | いっちゃんのひとり言

旅の空

仲間とワイワイ楽しく騒ぐのが好きだ。

しかし、一人旅みたいのにも憧れがある。

国民的人気マンガである「孤独のグルメ」の井之頭五郎にも憧れる。

ひとりで仕事で地方へ出かけ、食事をするという行動パターンは普遍的テーマである。

「孤独のグルメ」は井之頭五郎の旅を描いた作品とも言える。

同様に「男はつらいよ」のフーテンの寅さんのようにも思える。

寅さんも日本各地で美味しそうに飲み食いをする。

井之頭五郎は差し詰め令和の寅さんなのかもしれない。

「男はつらいよ」も私の好きな映画だ。

「男はつらいよ」が遺した昭和の原風景がいい。

昭和は敗戦からの復興の高度成長期。

朝早く起きて満員電車に揺られて会社へ行く。

毎日同じ暮らしの繰り返し。

飽き飽きとするが、人が生きていくための基本型だ。

平凡と怠惰と愚痴の世界に生きる昭和の世代に、寅さんは「それでいいのか青年!」とやさしく叱り続ける。

あんなに自由に旅が出来たらいいなと思っていた。

しかも、旅先で超美人と出会い、恋が芽生える。

日頃の不満と「男はつらいよ」を観て、日本人は笑って解消していたのだろう。

山田洋二監督は「男はつらいよ」だけでなく、「幸福の黄色いハンカチ」も作っている。

あの映画も旅の映画だった。

3回ぐらいこの映画を観たが、網走刑務所から妻のいる夕張まで向かう北海道の雄大なスケールの大自然と高倉健がかっこいい。

物語の最後に黄色いハンカチが風にたなびく夕張の風景は今も心に残る。

人生も旅と同じだ。

人は未完で生まれ、未完のまま生き、未完のままに死んでいく。

それでいいのだ。

ただ与えられた人生を自分なりに一生懸命に生きたらいい。

たった一度の人生なのだから。

 

 

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