アベノミクスと黒田緩和のインパクト
今回の34年ぶりの日経平均株価最高値を更新させた立役者は安倍晋三氏なのである。
もちろん、日本の企業の価値向上や稼ぐ力はベースにある。
しかし、2012年12月の総選挙で、安倍晋三率いる自民党は政権担当能力の著しく低い民主党に圧勝し、第2次安倍内閣を発足した。
2013年3月には、黒田東彦日銀総裁が、未曾有の大金融緩和に打って出る。
時を置かず、アベノミクスと呼ばれる経済政策を打ち出した訳だ。
①大胆な金融政策
➁機動的な財政政策
③民間投資を喚起する成長戦略
2012年12月の安倍首相が就任する前の民主党政権下のマネタリーベースは100兆円とちょっとの水準。
しかし、安倍・黒田コンビによる異次元的金融緩和政策により、マーケットに強烈な金が投入された。
コロナ前の2020年1月にはマネタリーベースで500兆円になっている。
7年間で約5倍の資金供給である。
安倍政権の最大の目標はデフレ脱却。
そして超円高からの脱却であったのだ。
その後、コロナ禍の3年間で更に、マネタリーベースは増え、今や700兆円となっている。
日経平均株価が先月の22日に最高値を更新したが、日本株上昇に向けた決定的な転換点を作ったのはアベノミクスなのである。
アベノミクスの登場と日銀による黒田バズーカにより、舞台はオセロゲームのように転換したのだ。
足元の春季労使交渉では5~6%の賃上げで妥結する例が多数社出てくるであろう。
デフレ脱却への確信は更に高まる。
日銀もマイナス金利解除後も緩和的な金融政策を続けるとの見方を示している。
安倍氏の功績に感謝をしつつ、合掌。
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