時間厳守は最低のマナー
証券マンは株式という変動商品を扱っている。
お客様に「この株は儲かりますよ」と言っても、次の日には値下がりしていることなど日常茶飯事のことだ。
本当に証券マンとは因果な商売だと何度も思った。
だからこそ、私はお客様と守れる約束は死んでも守るつもりで接してきた。
先ずは時間を守ることだ。
私と仕事をした人は私がどれだけ約束の時間にうるさいかと知っている。
約束の時間を守ることはビジネスパーソンとしての基本中の基本。
本人が意識していれば必ずできる一番簡単なこと。
これすらも守ることができない人は、他の約束などできるわけがない。
時間を守れない人と私は仕事をしない。
部下でも時間に遅れてくるような人間とは仕事がしたくない。
辞めてもらう。
私の会社の会議で時間に遅れてくる者は皆無である。
15分以上前には会議室に集合して各々小さな仕事をPCに向ってしている。
私は自社の社員に対して、先ず「時間を守る」ということから、「約束を守る」ということを教えている。
時間すら守れない営業マンは、取引先との約束の重みなど分かるはずがない。
つまり、絶対に取引先から信用されることはない。
ユニ・チャームの創業者の高原利雄さんと会食の待ち合わせをすると、30分以上前に会場に来られている。
私も高原さんの会場にいらっしゃるのが30分前なら、それより先に会場前でお待ちするようになった。
ベルーナの安野清社長と先日食事をした時も、安野社長は15分前に会場にいらっしゃった。
大成功している人は時間を大切にしているし、約束した時間を必ず守る。
小さな約束をしっかりと守るからこそお客様は大きな約束もしてくれる。
成功者になりたければ、時間厳守を徹底することだ。
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