老舗の蕎麦屋
野村證券の新宿野村ビル支店勤務時代に、私の最大手の顧客が日本橋に本社があった。
その社長に20代後半の私は、良く蕎麦屋に連れて行ってもらった。
一番良く行った店は三越前にある「室町砂場日本橋本店」だ。
この店の創業は明治2年(1869年)と記憶している。
大阪を起源とする砂場系蕎麦の名店。
天ざる、天もりを生んだ店でもある。
いつも、その社長は「もり2枚!」と注文する。
私もマネして「同じく、もり2枚」とオーダーする。
このもりが旨い。
蕎麦の芯の部分だけを使い、卵を繋ぎにした更科蕎麦のざるだから旨いと教えてもらった。
コシが確かに強く、ほんのりとした甘さがあった。
柳の葉の揺れる入り口を入って奥の席に社長と座わり、株式市場の前場の状況を話していたのが懐かしい。
月に1億円以上の売買手数料を社長から頂いていた。
あの店は私にとって商売の神様がいた店であった。
又、神田淡路町にある「かんだやぶそば」にも現在東証プレミアム市場に上場しているビジネスホテルや旅館を全国展開しているオーナーと良く行った。
この店も操業して140年以上の老舗中の老舗だ。
つゆに特徴があり、王道の辛口。
1週間寝かせたかえしに、冷たい蕎麦には昆布や鰹節のだし、温かい蕎麦には鯖節だしを合わせていると聞いた。
私はいつもその社長と鴨せいろうそばを頂いた。
鴨の旨みが溶けだしたつけ汁は、濃厚だが実に蕎麦に合う。
つけ汁の中に具沢山なのも嬉しい。
ビル街の一角にあるが、古き日本の良き時代を感じさせる店だ。
純和風の店内で、看板や釣り行燈は昔のまま。
ゆったりと時の流れを感じながら蕎麦を食べられるのが良かった。
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