ドレス・フォー・サクセス
日本では、洋服の選び方を社員教育に取り入れている企業は少ない。
また、服装も自分や企業イメージを表現するツールの一つだと客観的にビジネス戦略として導入しているところも少ない。
弊社では、社員には「第一印象や見た目が服装によって左右する」ことを伝えている。
私自身はスーツをオーダーする際にはパーソナルスタイリストに相談し、ポートレート写真を撮る際は、専属のフォトグラファーに頼んでいる。
第一印象や見た目が服装によって左右することを熟知しているからだ。
前に、“ドレス・フォー・サクセス”(JohnT.Molloy.si著)というアメリカの本に書いてあったことを思い出した。
「ビジネスの成功のためには、TPOに合わせた服装のルールを自分自身の表現手段として活用することが有効だ」と。
つまり、ビジネスにおいての服装はおしゃれのためではなく、ビジネスで成功するために装うということ。
そういった意味では、この本は世界で初めてビジネスにおいて服装がどんなに大事な要素であるかを明らかにした古典的服装啓発書といっていいだろう。
もちろん、好きな服や流行を追う業界もある。
しかし、一般のビジネスで真っ先にそれをやっては失敗するのではないか。
まずはベーシックであること。
以前に、アメリカの大手交流サイトの最高責任者がフード付きのスウェット姿で投資家説明会にあらわれたとき、ウォール街からは「投資家に対してそれなりの敬意を示すべきだ」と不満が噴出した。
しかし、ネット業界からは「彼らしい」と支持された。
このように洋服一つでいろいろな議論を引き出してしまうのも事実。
私は思う。
「人に会うときの服装は相手への敬意表現である」。
相手やその場において失礼の無い服装は、ビジネスや社交の場では必須ではないか。
相手にどのような印象を与えたいのか、相手にこちらの気持ちを伝える装いとはどのようなものか、といった気配りをベースに考えれば迷わないはずだ。
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