アラフォー・クライシス②
アラフォー世代の20年を振り返ってみよう。
2000年。22歳。就職氷河期。
2004年。26歳。ワーキングプア。
2008年。30歳。派遣切り。
そして2018年現在。40歳。
7040問題。「ナナマルヨンマル」問題と読む。
親は70代で年金頼み、子は40代で無職。つまり、70代の親が年金によって40代の無職の子の生活を支えている。
こうした状況で、年老いた親が亡くなったり病気になり医療や介護が必要になった場合、中年の子はどういう道を辿るのか。
安易に予想がつく。
東京都は、アラフォー世代に対して、かつてない就労支援を開始している。
国も、雇用を改善するための助成金を新設した。
しかし、まだまだ行き届いてはいない。
アラフォー世代は、一生貧困の宿命を背負わせられるのか。
こうなったのは、努力しなかったから怠けていたからというわけではない。
実際、アラフォー世代は、仕事好きで優秀な人材が多い。
アラフォー・クライシスは、現代日本が抱える病巣の象徴である。
今年のカンヌ映画祭で、最高賞パルムドールを受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」は、この大きな社会問題に一石を投じている。
我々経営者もまた、差し出された履歴書の空白期間や非正規雇用期間に偏見を持たず、こうしたアラフォー世代の救済に乗り出すべき時なのかもしれない。
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