100億円を売り上げる30歳の社長 | いっちゃんのひとり言

100億円を売り上げる30歳の社長

会社を起業して、6年で売上げ100億円を超えた30歳の青年社長の話を聞いた。

 

 

地方の高校を1年で中退している。

 

 

 

「市村社長、高校生のままワルやっているのは大したワルは出来ない。しかし、高校をやめて無職のワルっていうのは、ハンパじゃない本当のワルになるんですよ。」

 

 

 

ヤクザの準構成員的仕事を10代にやっていたのだろう。

 

 

 

食べるために鳶の仕事もした。

 

 

 

「鳶の仕事って、市村社長知ってますか。

 

 

 

夏はものすごく暑くて、冬はものすごく寒い。なぜなら建築物のてっぺんで仕事をしているから。でも中卒の自分にはこの仕事位しかなかった。

 

 

 

一所懸命に仕事をやっていたら、19歳位でリーダーになった。リーダーになったら40~50歳位の同じ鳶の親父に命令しなくてはいけなくなった。

 

 

 

命令しながら自分も年を取り、体力がなくなったら同じように小僧から命令されるのだろうかと思ったらゾッとしたんですよ。」

 

 

 

彼は自分の将来像を見て、このままではいけないと悟ったのだ。

 

 

 

「それから、清水建設とか大企業のエリートが背広にネクタイを付けて、俺達鳶に命令するんですよ。

 

 

 

ミーティングテーブルの向こう側には同じ位の年をした奴がいい背広を着て俺達に命令している。

 

 

 

俺達は薄汚れた作業着を着ている。

 

 

 

これってこのままではあっちの背広組になれないと思ったんですよ。

 

 

 

それで不動産の仕事に転職し、金を貯めて24歳で独立したんです。」

 

 

 

ちょっとはにかむ笑い顔に幼さが残っている。

 

 

 

いい大学を出て、大企業に勤めているエリートではない。

 

 

 

しかし、彼は雑草だ。とてつもなくたくましい雑草だ。

 

 

 

夢を持っている。しかもどでかい夢だ。

 

 

 

この道だと信じたら夢を実現しようと猛烈に仕事をする。そして結果が伴なってきている。

 

 

 

彼を見て、私は学ぶことが実に多い。コンサルをしていて彼に教えてもらっているようだ。

 

 

 

学歴なんかにあぐらをかいている奴が、彼を見ているとアホに見える。

 

 

 

生きる力がすごい。生命力を持っている。何もないからゼロから何かを作る力を持っている。

 

 

 

軟弱な若者に彼の生命力を伝えていきたいものだ。

 

 

 

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