野村證券・田渕節也氏の言葉 | いっちゃんのひとり言

野村證券・田渕節也氏の言葉

「選択」の9月号

目に余る野村證券の悪質営業」

という記事が掲載され、野村の株価は402円まで下落した。


「金融庁の鉄槌に業界は戦々恐々。9月中にも行政処分か。」

とご丁寧な株価下落誘導記事である。

記事の内容を要約すると、野村の投信販売に回転売買的営業が強く、顧客から金融庁にクレームが来ているという話である。



しかし今や、昔の右肩上がり神話は完全に崩れ、株式も不動産も長期の下落傾向になっている。



いわんや、世界の経済状況も目まぐるしく変化し、長期的に投信を保有することがかえってリスクになる場合もある。つまり、その状況を読んで、顧客にアドバイスした結果、短期の投信の売買になる事もある。



単に長く保有すれば良いのではなく、状況を見て最適なアドバイスを顧客にするのが、プロの証券マンなのである。だめな時は短期での損切りも顧客にとっては結果として損をを最少で喰い止めることになるのかもしれない。



世の流れ、金の流れを読んでトレンドに合わせて金を流していくのも証券マンの仕事である。


大事なことは「顧客第一のアドバイスか否か」の証券マンの良心である。


今から19年前の1991年7月22日に当時の野村證券・会長の田渕節也氏は損失補塡の問題で以下のようなことを辞任の弁として発言している。


今回のことは、たまたま起こったこととは到底言いがたい。経営の根幹に関わる重たいもの。

知らず知らずのうちに経営に澱みがあった。

汚点は自ら浄化されなくてはならない。その浄化は次の世代の経営が取り組んでいって初めてなるもの。

この浄化は根本的・抜本的な変革を伴う大変な難事。

どんな難事でも、それに立ち向かう人材が野村證券には大勢いる。それを乗り越えていく全国の営業店、第一線の盛り上がりがある。

新たな野村の担い手たちが必ず野村を復活させてくれる。

野村證券は一皮むいても、二皮むいても、さらに三皮むいても十分やっていける=タマネギの話。


野村マンよ、株価に負けるな!



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