2008年を振り返って
「称賛の文化の創造」を掲げ、ファーストヴィレッジを設立して2年目。
設立1年目もあっという間でございましたが、今年はさらに月日の流れの速さを痛感しています。
2008年は、サブプライム問題をはじめとする世界的な景気の後退に、日本経済の大打撃を受けました。
世界恐慌ともいえる大規模な景気の低迷に伴い、マーケット環境は一段と厳しさを増しています。
混沌として情勢のなか、我々の中心事業であるアニバーサリープランニング部門も厳しい景気の谷をくぐり抜けながら全力で邁進してまいりました。
今年取り組んだ主な事業としましては、以下の二本柱が挙げられます。
(1)営業マン向け研修
(2)M&Aへのアドバイス
営業マンを主体とした研修につきましては、大変多くの方々にご参加頂きまして、感謝しております。
さらに、M&Aをはじめとした企業戦略コンサルティングにも、多数の企業からご支援を賜りました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
さて先日、聖路加国際病院名誉院長・同理事長、聖路加看護大学名誉学長であられます、日野原 重明先生にお会いしました。
97歳とは思えないほど颯爽と若々しい先生は、現在、財団法人ライフ・プランニング・センター理事長、日本音楽療法学会理事長、全日本音楽療法連盟会長も兼任。
70代くらいに見えるほどアクティブで、シャープな知性と人情味あふれるユーモアをお持ちでいらっしゃいます。
人生の大先輩である先生と歓談させて頂き、言葉の端々から多くの訓示を頂きました。
なかでも強く印象に残っているのは
「約束はコミットメントだ。僕は2年先まで約束が入っているよ。」
という言葉です。
つまり、2年先までというのは、約束を満了するまで“生きる”ということを意味します。
トップ自ら変革への強い意志。
目的を遂行し続けるために、自らを動かす信念。
その原動力こそが長生きの秘訣だ!と思えました。
昨今、健康志向ブームにのって様々な健康法が唱えられていますが、人生とは自分自身の意思で築くものです。
仕事、趣味などを通じて多くの人とかかわる中で、絶えず「生きる目的」を持つことこそが大事なのだと思えました。
今年一年を振り返りますと、私を含め経営者におかれましては試練の一年だったと察します。
日野原先生の言葉を借りるならば、来年に向けて新たな志を持ち、
「自分自身にコミットしていこう!」
そう思えてなりません。
企業の存続が極めて厳しい時代ですが、共に手を取り合い、約束を果たしていくことで経営も継続していくのではないでしょうか。
2008年も残すところあとわずかとなりました。
「約束」をキーワードに、共存していこうではありませんか。
ぜひ、来年もよい年にしていきたいものです。
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本年は格別のご愛顧を賜り、まことに有難く御礼申し上げます。
来年も、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
良い年をお迎え下さい。
ファーストヴィレッジ株式会社
代表取締役社長 市村洋文