熊本地震による被害はとても甚大だ。
テレビで見ているだけでも被害の大きさが見て取れる。
あるテレビ番組の特集で本震当日の大型病院の救急受入れ状況を特集していた。
その病院は本震当日にはすべてのDrが収集され、全スタッフ体制で救急患者の
対応にあたっていた。
当日すぐに救急受け入れ態勢を敷き、各患者の状態ごとに色分けした場所で
対応している。
当日すぐにこの体制を用意できるところが救急救命に対する心構えの大きさを感じる。
そしてテレビを見ていて非常に感心した点がトリアージだ。
絶え間なく来る救急車から救急患者を受け入れ、その状態を素早く正確に確認し
各色の場所に搬送させるトリアージ術。
Dr以外にもナースも行っていたが、それはそれは連携が素晴らしかった。
患者の状態を見て 赤へ! 青へ! と指示が飛ぶ。
そして色分けされた場所にはそれぞれDrがスタンバイしている。
スタンバイと言っても当然処置中ではあるが・・・
とにかく素早い判断と連携で1秒も無駄なく動いているように見える。
さながら戦場だ。
とりわけ救急救命では一刻を争う事態が多い。それに加え地震災害による大量の
搬送患者。
その一人一人の命を絶対見過ごさないように懸命に闘うDrやナース。
絶対助ける!という覚悟が見て取れる。
地震や災害による訓練は大病院なら必ず行っている。しかし実際に経験したことが
あるかと言えばほとんどがないだろう。 訓練はしていても全くの未経験で本当に
災害が起こったとき素早く動けるだろうか。
答えは当然YESである。 訓練するとしないとでは全く違う。
しかし訓練したからと言って実際に素早く正確に動けるとは限らない。
実際の災害時にこの病院のスタッフの無駄のない動きは、やはり医療人としての
覚悟があるからだろう。
残念ながら22日現在で48人の方がお亡くなりになっている。
今回の災害に対して対応された医療関係者の力がなかったらもっと増えていたことだろう。
今回の熊本地震で多くの病院や薬局が被災した。倒壊や使用できない状態の医院や
薬局も多いことだろう。
厚労省は仮設の建物での診療や調剤行為に対し、医療機関と薬局の建物と
仮設建物との間に『場所的近接性』や『継続性』が認められれば当該施設を保険
診療または保険調剤として取り扱って差し支えないとしている。
『場所的近接性』 この災害時においてなお分かりづらい言葉だ・・・
たぶん、もともとの被災した建物の近くにおいて、常に診察や調剤をしていれば
保険医診療、保険薬局として認めるってことだと思います。
全く違う場所ではダメってことでしょう。そりゃ避難所の近くにあえて開設したら
商売根性丸出しですからね・・・
とにかく東日本大震災同様に仮設診療、調剤が認められることになったことは
良かったですね。
