grapevineツアー初日渋谷AXに行ってきた。
一曲目「無心の歌」の
「ただの未来がこれほど愛おしいのか」
というところで鳥肌がたち、
本編最後から2曲目の「真昼の子供たち」の
「世界を変えてしまうかもしれない 今の君は笑うかもしれない」
というところで泣きそうになった。
結局のところ、「世界を変える」くらいの気概を持ってやりたいことをやるしかないのだと思う。
やりたくないことはできない。
毎日「ここで交差点に突っ込んだら死ねるかな」なんて思いながら生きてるのはバカみたいだ。
そういう日からなんとか逃げ出して(それでも毎日朝起きると頭が痛いけれど)少しずつ先のことを考え出した今だからなのか、歌詞がふっと耳に残る場面が多かった。
中盤にやった「われら」が肝になっていたというか、圧倒的でかっこ良かった。
それから、「I must be high」や「ナポリを見て死ね」で盛り上げたり、じっくりと「作家の顛末」をやったり、なんだか「今回のアルバムを踏まえて今日のツアー初日に来てるんだから、みんな長年来のファンだよね」っていうスタンスでセットリストを組んでいた気がする。
MISOGIからはやらないかなと思ていたら「MISOGI」をやった。
あと「おそれ」「ピカロ」のストレンジランドからの曲のセクシーなこと。MCで田中さんの声が枯れぎみで少し不安になったけれど歌い出すとまあうまいこと。
あと「懐かアルバム」の曲で、アニキのギターソロ中の金戸さんベースラインがめっちゃかっこ良くて「こんなすごいフレーズ弾いていたっけ?」と思ったんだけど何の曲だったか忘れた。「Let me in おれがおれが」だったかな。まあいいや。ナタリーあたりがセットリスト込みのレポート書いてくれたら思い出すだろう。
アンコールは「フラニーと同意」のあとに「ツアーファイナルゼップで会おう、もう一曲だけやらしてくれ」と言って「光について」。
今の実力というか、5人のバインの圧倒的なすごさをまざまざと見せつけて帰っていった。前にも思ったことだけれど、初期の名曲たちをリアレンジして5人の今のバインで演奏したアルバム出してくれたら絶対買うんだけど。人と同じことしたくないバインだからこそ去年のベストでそれくらいやってくれたら良かったのになんて思ってしまう。
さて、色々あった数日前、何となく本棚から取り出して重松清の「その日の前に」を読み直した。
例によって涙なしでは読めない。
美しい死もあるかもしれないけれど、生きていることに感謝しないとと思う。
そしてこれからも生きていくんだから心を取り戻さなければと思った。
ありがたい話だからとあまりやりたくもないことに首を突っ込むのはやめよう。結局、頑張ってしまうのだから今までと同じことになる。それでまたおかしくなったら意味がない。
というわけで、申し訳ないけれど頂いたありがたいお話は断ることにします。