断片の集積

断片の集積

日々の断片を記憶に残すために集積する



主にポルトガルでの生活について

Amebaでブログを始めよう!

僕的には過去一のセットリストでした。

 

戦争のこと、311のこと、春、コロナ。

2022年3月ということをすべて踏まえていたと思います。

 

虎から始まると思っていなかったので、「寅年だから?」と最初思いましたが、歌詞の内容と社会情勢からですよね、きっと。

 

(曲調、歌詞ともに)方向性としては同じなbabelとkingdom comeをどちらもやったことにも強いメッセージを感じました。

そして、雪解けからのジュブナイルで泣きました。

 

セトリばれになりますが、グッと来た歌詞を抜粋で曲順に書くと

 

・ここまで来たのなら覚悟はいいかい

・It’s gonna be Alright

・憤りなら次から次へと

・悩ましき僕らはまだ行けるはずでしょ

・今日もどうにかピースフル

・独りかい 怖がらないでいい

・悲しいことを言った ある意味の誠実さ その手のポーズはもういいさ

・群衆を単純化してしまうのでしょうね

・ここにおいで 立ってるから

・好き嫌いはよせ

・王者の顔で蹴躓く 偉そうに 王国の繁栄 衰退を 没落を

・辿り着くのか野垂れ死か

・幾つかは置いてきたろ 悲しい顔だ

・素晴らしき地上を 屍を跨いでゆけ

・差別も虐待なども対岸の火事で

・阿るミュージック

・粥じゃなくてカリフォルニアステーキ あなたは食べたがってさ

・走れ 行けよ

・どれもこれももういい さよなら

 

・枯れねえと枯れてから言う奴ばっか

・気がついたら 春だったとは

・僕らはまだここにあるさ

・君が笑った 明日は晴れ!

 

一つの曲の中でも批評性と優しさが抱き合わされているものが多いけれど、

こうやって書きだすと、社会や世界に対する強い批判や懸念と個々に対するやさしさや大丈夫だよという伴走者としての励ましをどちらもしっかりと組み込んであったんだなと思います。

最後いつも通りちゃんと「ほんじゃラスト~」と宣言してくれて、笑顔になれる曲を届けてくれてよかった。

 

大切なものを奪われないように生きていきたいと思います。

フェスでみてyoutubeチェックして気に入って来た新規ファンを一網打尽に突き放すという独自スタイルらしいが、長年のファンにとってみれば最高すぎるセトリ。
30度以上とかforgemasterとか聴きたいけど聴けること無いんだろうなと思っていた曲が聴けて嬉しかった。
特にイデアの水槽からの公園までとシスター。
公園までの優しさとシスターの色気。

バンドとしての一体となった色気とボーカリストとしての単体の色気、どちらも併せ持つ稀有なバンド。

僕にとってもはや体液のようでなんの違和感もなく体に染み渡っていく時間だった。

少し前に立った女の子の挙げた手が曲にあわせてひらひらとしなやかに揺れて、そのまま舞い上がっていきそうな軽やかさで美しかった。

「あるいはラトルスネイク」で本編終わると思わなかったが、「また来シーズン」ってことかと納得し、アンコールの充実しまくりの5曲とarmaでの多幸感溢れる大団円をへて、散々焦らしてたから何かあるんだろうと思って外へ出たら来年のアルバムリリースインフォメーション。
しかも先行曲、日付変わって明日から配信とのこと。
ご褒美ありがとう。
これでまた暫く頑張れる。


スイス戦を見て期待値は下がった。

4-4-2のザックの劣化版サッカーは見たくなくて、勝つためにあがいている様を見たかった。

本田のタメも必要だとは思うが速攻も意図的に使わないと点は取れないよね。

4-4-2で選手たちがやりたいサッカーをしようとするとボールをまわすサッカーになってそれだと点を取れる気配は全く無くなるということはわかった。

そういう意味で、考えを変えようというメッセージ、意識付けも含めて3バックを採用すべきだと思う。

あと、酒井高は自信が無いのだろうね。折角フリーで前を向ける状態でパスを受けているのに突っかけてみることも無くすぐ後ろをむく。ああいう選手はいらない。対峙する守っている側からするととても楽な選手だと思う。

 

結局、スイス戦を見て西野さんのヴィジョンがよくわからなくなった。西野さんにヴィジョンがあるのかないのかも。

 

パラグアイ戦で何を試すのかは知らんが、

3バックのセンターに長谷部を使い、ボランチ2枚に大島と柴崎を置いた場合に守備が崩壊するのか、ある程度は何とかなるのかを見ておきたい。

パラグアイが点を取らなければならない状況で、その布陣を採用して欲しい。

個人的にはその布陣はコロンビアには無理だがポーランドには耐えられるのじゃないかと思っている。

 

ということでパラグアイ戦で見たいのは

3-6-1で

GK中村、DF吉田、長谷部、槙野(昌子)、MF両ワイド原口、長友、ボランチ大島、柴崎、シャドー乾、香川、ワントップ大迫

うーむ書いてはみたものの前線が小粒だ…

でも現有戦力だとこれぐらいしか期待が持てない…

 

あまりにもサッカーダイジェスト等の採点やヤフコメの上位コメント(やそれに付随するコメントまとめやツイッターまとめ)が僕の感覚と違うので書いておく。

 

(後述するが)後半はシーズン出場機会の少なかった選手の状態を確認するという意味が大きかったと思うし、西野さんのやりたいことは前半に集結していたと思うので主に前半について記す。

 

率直に言って前半のサッカーはハリルのときよりも数段に期待が持てるものだった。

 

基本フォーメーションは3-6-1(もしくは3-4-3)で

GK川島 DF(右から)吉田・長谷部・槙野 MFワイドに右:原口 左:長友 ボランチに山口と大島 ツーシャドー右:本田 左:宇佐美 ワントップ大迫

というかたちで守備時には両ワイドがおりて5バックのような形をとり、これは想定通りだったのだが

想定外だったのが攻撃時で

攻撃時は(5バック状態からの変化として説明すると)DFが一枚ずつずれて右に吉田、センターに槙野と長谷部、左に長友という形をとり、MFの右に原口、左に宇佐美、トップ下に本田と4-5-1の状態を意図的に作っていた。

もともと原口はワイドに張る(上下動で勝負)タイプのウィングなのであまりサイドバックが原口を更に超えてオーバーラップする必要が無い(原口が突っかけて無理だった時のサポートをすれば良いのでリスクを負う必要は無い)ため原口の後ろは吉田で良く、一方宇佐美は中へとカットインするタイプ(自由にポジショニングして良い指示が出ていたと思う、かなり中央まで流れて大迫や本田と近い距離をとろうとしていた)なので宇佐美が作ったスペースが広大にサイドにあり、そこを長友が使うことができるという、選手の特性にあわせた非常に納得のいくシステムだった。

 

長友が上がったときにDF3枚が残り、両ワイドがどちらも上がっている状態になって(一般的な)3-5-2のように見えるときもあったが、状況的にそうなっただけで4-5-1の変形と見た方が正しいだろう。

ただ、状況によって5-4-1、4-5-1、3-6-1(3-5-2)とシステムの引き出しを使い分けていてそれだけでもハリルのときより期待が持てた。

 

報道される合宿練習時のメンバーで右ワイドに原口が起用されているのを見て、ずっと「守備重視で3バックにするんだから右ワイドは酒井(宏)だろう」と思っていたが今日のガーナ戦を見て「これがやりたいなら右は原口だな」と納得した。

 

不用意な槙野のファールで失点したし、ポジショニングなどで戸惑いも見られた(これは仕方ないことでWカップ初戦までには成熟度を上げられると思う、壁の作り方についても修正可能)が前半は多いに期待の持てる内容だった。大迫と宇佐美、本田が近い距離でプレーできればチャンスは生まれるし原口も多く攻撃に関与していた。大島からもいくつか良いパスが出ていた。あとは右サイドにボールがあり宇佐美が中央に流れてきた時に長友がどれだけ勇気を持って上がれるかだと思う。勿論相手も今日の試合やこれからの練習試合をみて対応してくると思うが今日に限って言えばガーナは原口のポジション取りの対応に手を焼いていた。

 

前半のサッカーを見れば西野さんがこの短い間でやろうとしたことは充分にわかったしこのやり方を信じて精度を高めるしか無いと思った。

ただし、やはりとも言うべきか、青山の離脱は本当に大きい。

攻撃時の山口のひどさがどうしようもない。足下に自信が無くプレッシャーが怖いからなのだろうけれど、攻撃で貢献できないのはしょうがないとしても今日の山口がいると山口にボールが入った瞬間がピンチになってしまう。

ワイドの選手がプレッシャーを受けているからよってきた(プレッシャーの少ない)山口に預けているのにダイレクトでリターンされたらワイドの選手も腹立つだろ。見てるこっちが腹立ったわ。

コロンビアはフランス戦でヴァランをターゲットにして狙いにいき、ヴァランから直接奪ったシーンもあったしヴァランからのパスをインターセプトした回数も多かった。

ヴァランは充分にテクニックに優れていると思うが(ユムティティとの比較でコロンビアはヴァランをターゲットにしたのだろう)それでもああやってプレッシャーをかけられたらボールロストする訳で、今日の山口が狙われたら持った瞬間に全部とられるだろう。3バックの利点は後ろでのボール回しを狙われにくくすることにもあると考えている(後ろに選手が多い分味方と近い距離がとれて孤立しないですむ、はめにいって外されるとフリーの選手ができるのでリスクも高く、成功可能性が低いと見ればターゲットを作るやり方はしてこないのではないか)がボランチが狙えるのなら確実に狙ってくるだろう。

 

長谷部をDF起用した時に、ボランチの核になれる選手(どっしりと中央に構えて守備もでき捌くことも出来る)がいない。山口は前述の通り攻撃に難があるし、大島を核に据えるのは守備面で不安だ。

青山であれば相方は相手にあわせて大島でも山口でも井出口でも成り立つが、山口と井出口では攻撃が破綻するし大島と井出口では大島の守備での負担が大きすぎ不安(井出口はボールハンタータイプなので井出口と組む相方はポジショニングよく中央にどっしり構えて、井出口が場所を離れたときの守備のマネジメント能力が必要)。柴崎は大島と交換可能だが、いずれにせよ守備の選手ではない。とするとどうしても山口は使うことになると思われ、非常に不安だ。

 

長くなってしまった。

後半についても少しだけ。

後半早々にいくつかチャンスがあり、そのときは香川、武藤共に良かったが武藤が大迫の代わりを出来るのかと言われると微妙かと。

岡崎の状態は何とも言えず。香川はWカップまでには良くなるのかなと。ただなんだかんだ今やろうとしているサッカー(前半のサッカー)を考えると本田は必要で香川を使うなら本田のポジションと思うのだが本田と香川の比較だと今やりたいサッカーに於いては本田の方が必要と思う。

宇佐美の位置は宇佐美か乾だと思うが乾が今日使われなかった理由が気になる。怪我の状態が悪い等の理由だと乾が23人に残らない可能性もあるのかもしれないがそれはちょっと勘弁して欲しい。

同様に酒井(宏)も気になる。もし西野さんの中で高徳より宏樹の方が序列が下なら、右のワイドは原口一択になる。

残念ながら高徳は原口と交換可能ではなかった。サイドバックの数を考えると高徳を23人から切ることはないような気がするので高徳のテストというより宏樹の序列が低いのかなと思ってしまったが果たして。

柴崎は良かったが使いどころが難しい(大島の代わりと思うが…)。井出口は今日を見る限りだと厳しいが…

 

4-4-2にした理由は出したい選手を全部同時に使うとそれしかないからとしか思わなかった(戦術的理由と思えなかった、もう一つあるとすれば状態がわからない選手が多く、3-5-2の練習があまり出来ていないので彼らがやりなれている4-4-2にしたほうが無難と思ったのか…)が2点差以上つけられて相手に守られたら本戦で戦うどの相手を想定してもまず点は取れないなと。となると、先制点は取られたくないし仮にとられても一点差を維持してお互いに攻め合い、ある程度相手陣地にスペースがある状態で試合をしないと終わるなということはわかった。

 

今日の試合を鑑みて落とされる3人を予想するのはかなり難しいが

三竿、遠藤、浅野 としておく。

三竿は練習時の報道等から序列は低いのかなと。

遠藤はポリバレントで呼ばれていると思うがすべてのポジションで序列は低いし使いどころが無い。

(長谷部が仮に怪我した場合は3バック解除すべきと思うし、遠藤を長谷部のポジションで使うならまだ吉田をそこにいれて昌子、槙野と3バック組んだ方がましだ)

浅野は0-0で残り15分、相手も点が欲しい時だけに使用箇所が限られる。アジアカップ等ではそういうシチュエーションが想定できるがW杯ではあまり想定できない。追いかける展開で残り15分を迎え、点が欲しい状況の方が多い気がするしそういう時(相手がある程度守りに入っている時)に必要なのは浅野ではない。

(もし乾がどうしても怪我で厳しいのなら浅野を残すのでなく中島を入れて欲しい)

 

最後に、厳しいことには変わりないがハリルのときよりは期待が持てたことを再度書いておく。

新しい年を迎えた。

 

仕事に追われております。終わんないです。

自分の仕事も会社の仕事もちゃんとやりたいし、会社の仕事はとても勉強になる。

けれど、自分の仕事を中途半端にする事は出来ないんです。

自分の仕事の方が大事だから。

 

別に建築をする事で何かを犠牲にしているとは思わないし、他人にそういわれたら「別に何も犠牲にしていない、やりたくてやっているんだから」とむきになって怒ると思う。

ただ、昨年発売されたロードサイドプロフェッツについていた20周年記念DVDの中で田中和将が

「音楽をすることによって疎かにする事があるのは嫌だなと思っていて」

と語っているのをみてとても心に刺さるものがあった。

ちょっと違うと言えば違うのだけれど、建築をすることによって、建築する事を疎かにしている今の状況がとても精神的に辛い。ちゃんと向き合うべき事に向き合えるようにしたいと思っている。

それに頭では「別に何も犠牲にしていない」と考えながらも、ふとした時に「俺、体ほんと強いな。普通の人この働き方したらとっくにぶっ倒れてるだろうな。良く俺倒れないな。」と感じるのはさすがにまずいだろってこともわかってる。

 

昨年最終盤は今更ながら

「できない事は無くなった/できないまんまだったけど

できない事は無くなった/通り過ぎた

できない事はきっと今頃/それを出来る誰かがしてるんだ」

という名曲の歌詞に心打たれていたりもした。

自分が本当に大切にしなければならないものと向き合わなければストレスは無くならないと思った。

 

 

でも、昨年も結果だけみればとても良い年だったと思う。長年温めてきたプロジェクトが取り敢えず形になった訳だし、何はなくともこれだけはと思って取り組んでいた事も結果を出すことができたので。

 

まあ、やりたい事がありすぎる事と、人の期待にはなるべく応えたいと思ってしまう事がいけないんだとは思うが、今年の目標は「整える」にします。

少しだけ落ち着いて、整えていきたい。色々なものを。特に心を。でも肉体と精神は連動しているので肉体もと整えなくてはね。