・・・・・・・っということで、アメリカ軍のイラクでの任務が終了とのニュースがひっそりと出ていました。
今回撤退したアメリカ軍は、2014年からIS掃討目的で派兵されたそうです。
確かイラク戦争って、2003年から有志連合によって始まりましたよね。
この23年の間、イラクは一体どうなっていたのでしょうね。
簡単にまとめると:
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2003年〜2011年: 開戦、政権倒壊、混乱収拾のための駐留と一回目の撤退
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2014年〜2017年: IS急拡大に伴う再介入とIS壊滅作戦
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2021年〜現在: 支援・助言任務への縮小と、それに伴う段階的な撤退プロセスの進行
・・・となります。
2011年に一度撤退しているんですね。
さて、当初ブッシュが「石油が欲しい国はこの指とまれ」と口を滑らしたことを覚えています。(趣旨はそうでした。)
大量破壊兵器とか、民主化とか偉そうなことを言っていましたが、結局石油目的かよと誰もが呆れました。
結局アメリカは石油を手に入れたのでしょうか?
結論から言うと、漁夫の利を得たのは中国(CNPCなど)や、ロシア、英国(BP)、フランス(トタル)などの企業でした。
現在、イラク産石油の最大の買い手は中国やインドであり、アメリカではありません。
民主化(?)したイラク政府が国際入札した結果です。
あぁ〜あとため息が出てしまいますが、これは経済面の話です。
もっと注目すべき変化が起きていたのです。
アメリカの攻撃によって、スンニ派だったフセインの軍隊は解散させられ不満を増大した結果、IS化していったのです。
シーア派の盟主であるイランはスンニ派であるイラクは目の上のたんこぶでした。(1980年〜1988年のイラン・イラク戦争がありましたよね。)
それをアメリカが排除してくれたのです。
そしてアメリカ軍の撤退を求めていたのが、シーア派化したイラク議会だったのです。
この結果を見て、アメリカの完全な敗北と評価するのに何の不都合があるのでしょう?
これが23年間に渡り、数兆ドルの戦費と数千人の兵士の命を投じたアメリカが得た結果です。
さらに皮肉なことがあります。
そのイランをアメリカが攻撃して、にっちもさっちも行かない状態に陥っているのです。
アメリカの浅薄な行動によって、世界がいかに迷惑を被っていることか。
アメリカ軍のイラク撤退のニュースを深い感慨を持って眺めました。
