フェルメールの描く「空気」 | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、フェルメールにこんなにハマるとは自分でも驚きです。

 

では、フェルメールの魅力とはいったい何なのでしょう?

 

まとめると:

  • 物語を極端に減らす
  • 人物を演技させない
  • 空間を閉じる
  • 光を単なる照明ではなく絵の構成要素にする
  • 遠近法を非常に厳密にする
  • 色と光の関係そのものを主題化する

・・・おおかたの評価は大体こんなものでしょう。

 

確かにその通りですが、窓の光をうまく使って日常生活の中の人物を描くというテーマは、他の画家でも数多く見られますよね。

 

中にはフェルメールと区別がつかないどころか、上手に見えるものも。

 

特に同時代の画家ピーテル・デ・ホーホ↓などが代表的です。

 

 

他の多くの画家は絵に意味を持たせようとしたり、絵画の中の人物に何かを語らせようとしている。

 

ところが、フェルメールはその謎解きを極力排除している。

 

その分、鑑賞者に想像の余地を与えている。

 

これがフェルメールの新しさであって、奥深い印象を与えるのでしょう。

 

・・・・・・・

 

ぼくの父は絵がとても上手かった。

 

晩年は絵ばかり描いていました。

 

父親も、フェルメールにハマった人の一人でした。

 

「フェルメールはスゴイ」と何度も言っていたのを覚えています。

 

夫婦で海外旅行するときは、必ず美術館に足を運んでいました。

 

ぼくはフェルメールが何でいいのかピンときていませんでした。

 

ところが今では、全作品を見るために世界旅行してやろうというところまで来ちゃった。

 

ぼくは専門家が指摘する以外にフェルメールの特徴があると感がています。

 

 いちばん最初に彼の絵から強く感じたのは、「空気」です。

 

空気を描くって、ものすごく難しいと思います。

 

彼の絵には対象の人物までの空気があり、その後ろにも空気があることを感じ取れるのです。

 

対象を巧みに描く画家なんかいくらでもいます。

 

ところが、対象ばかりでなく、取り巻く空気まで描けるのは、フェルメールが随一だと思うのです。

 

こういうことを言う人はいるのでしょうか。

 

こんどフェルメールを見るとき、そう意識しながら見てくださいね。(^^)/