・・・・・・・っということで、「迎撃ドローン(インターセプター・ドローン)」ってスゴクない?
こんな形をしています。
ドローンといえばこんな形を思い浮かべます。↓
迎撃ドローンはロケット型をしていますね。
なぜかというと、これまでのドローンより空気抵抗を減らして速い速度で飛ぶためです。
どうやらこのドローンは、従来の戦術(戦略も)を根底から覆す革命的な発明のようなのです。
ドローンですから、空中停止(ホバリング)できる上、時速300km以上の高速で飛行できるのです。
どういう仕組みかというと、ロシアから飛来するドローン(シャヘド136:185〜200km/hの速度など)を空中で待ち伏せます。
ターゲットを画像で捉えます。
すると搭載されているAIによって、その画像を常に中心に捉える(ロックオン)ようにプログラムされています。
それ以降はオペレーターなしに自動的に追尾して撃墜するのです。
これは、ジャミング(妨害電波)の影響を受けないということです。
これだけでも革命的なのですが、冗談のような低価格なのです。
機体は3Dプリンターで量産します。
カメラはスマフォクラスで十分です。
制御コンピュータはCOTS製品(市販品)で間に合います。
様々なタイプがあって、衛星通信によって1000kmを超える目標も狙えるそうです。
1機あたりのコストは数十万〜数百万円だそうです。
対してシャヘドは数百万円ですから、コスト負けしていません。
パトリオット↑は数億円/発ですから、いかにコストパフォーマンスがいいか分かりますね。
戦争初期に、ドローンに手榴弾をくくりつけ、目視で落としていたのを見て、正直なところ笑っちゃいました。
たった4年でここまで進歩するとは驚きです。
ウクライナは、戦術(戦略も?)を根底から覆す兵器を開発したのです。
一方ロシアの方は戦術においても戦略においても何ら進歩が見られません。
力と数で押すだけです。
同じスラブ系の民族なのに、この違いはどこにあるのでしょうか?
理由は案外単純です。
ロシアはトップダウンで、ウクライナはボトムアップなのです。
戦場からの意見を吸い取り、即改造に生かすのです。
それを可能にしているのは、やはりゼレンスキーの柔軟性にあるのでしょう。
ドローンの有効性にいち早く気づき、投資を集中したのです。
さらに、各国に兵器の試験場(リビング・ラボ)として戦場を提供したのです。
もちろん各メーカーはこの迎撃ドローンに飛びつきました。
日本にとっても大いに参考になるでしょう。
数十億円も使ってアメリカから購入していた迎撃ミサイルをドローン迎撃に使う必要がなくなったのです。
ドローンを落とすためにドローンを使う。
この発想の転換によって、ウクライナは軍事最先端国家との評価を得たのです。
戦争は絶対に肯定されるものではありませんが、技術の進歩には計り知れない貢献をしますね。
2週間で占領されるだろうと見られたウクライナがこれほど抵抗を続けるのは、国が滅びるかもしれないという圧倒的な切迫感があったからでしょう。
日本は技術力もあり人材もあり経済力がある上平和です。
そんな中で、国が滅びるかもしれないという切迫感を持つのは難しいでしょう。
しかし、日本はウクライナに学ぶことは多いのです。



