・・・・・・・っということで、「トクリュウ」ってなんの略語か知りませんでした。
【特竜】トク=特別、リュウ=竜という、いかにもギャング組織のような名前じゃありませんか?
「匿名・流動型犯罪グループ」のことだそうです。(^^ゞ
そう説明されたってチンプンカンプンじゃないですか。
「メンバーの正体が見えず、構成員が固定されていない犯罪集団」なら少し分かった気になりますが、それでもイマイチ。
今までの犯罪組織=ヤクザのように明確な上下関係があって組織図があるわけじゃない。
SNSでリクルートされるから、固定した構成員があるわけでもなく、お互い知らない関係。
だから流動的な犯罪グループなんですね。
その巧妙なこところは、捕まるのは下っ端ばかりで、首謀者にたどり着くのが極めて難しい点にあります。
- 首謀者
- 指示役
- 名簿屋
- 電話役
- 現金回収役(受け子)
- ATM操作役(出し子)
最近よく聞く闇バイト強盗事件も典型的なトクリュウです。
上の役割に、下見役、武器調達係、送迎、見張り役、実行犯、などが加わるのですね。
調べてみると、こういった「犯罪の外注化」は海外でもフツーにあるようです。
ソーシャルメディアの発達が背後にあることは容易に理解できます。
ぼくが何となく感じているのは、日本のトクリューには外国とは異なる日本独自の事情が背後にあるのではないかという点です。
日給5万円とか、100万円の出来高払いなんて広告、怪しいに決まっていますよね。
だけれどもこんな毛針に引っかかる若者が後を絶たない。
それほど最近の若者は馬鹿なのか?
ぼくは、昔も今も何も変わっていないと思うのです。
若者は昔からバカで、昔から利口だったんじゃないですか。
変化したのは若者じゃなくて日本の社会じゃないかと思うのです。
・・・・・・・
また昔話をしますが、中学を卒業したらいつも乗るバスの車掌が同級生の女の子だった。(昔のバスは車掌が乗っていたんです。)
ゴルフ練習場に行ったら、従業員が同級生だった。
・・・なんてことが珍しくなかった。
今の時代は、中学を卒業してすぐに就職なんてほとんどなくなって、ほぼ全員が大学に進学するのです。
当時も今も学校にはグレる問題児が一定数いました。
昔は、ヤクザがそんな生徒の受け皿になっていた。
社会の必要悪だとヤクザを肯定するつもりはありませんが。
今の若者は、犯罪だと分かっていながらアルバイド感覚で応募してしまうのでしょう?
その理由はやはり「金が欲しい」に尽きるでしょう。
スマフォの保有率は限りなく100%でしょう。
毎月のスマフォの通信代ってバカにならないとぼくは思います。
苦しい中で、スマフォ代を払い続けるのですよ。
でも今の社会は、スマフォがなければ生きていけない仕組みなのです。
大学を卒業したって、正社員になることさえ難しい時代。
SNSを覗けば、同世代のみんなが楽しく生活しているように見える。
食事代を削ってでも身なりを整え、仲間同士での付き合いが必要だ。
ちょっと想像しただけで、困っている若者は本当に困っているはずなんです。
日本の社会は暖かいように見えて、実は冷たいのです。
将来の自分の姿を描けない若者ってどれほど辛いことか。
以前からぼくは日本の社会のコミュニティーの崩壊を指摘しています。
それについて詳しく書くことはやめておきますが、犯罪者側にとってそういう若者は格好のターゲットなのです。
お金がなくて、承認欲求が強くて、社会から脱落することへの恐怖心を持った若者。
賢いはずの若者がゴキブリホイホイのようにいとも簡単に引っかかる現状。
日本の社会に原因があるのですヨ。
