シャヘドがカギを握る | so what(だから何なんだ)

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68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、イランが製造する自爆型ドローン「シャヘド」について。

 

スペックはざっと以下の通り。

 

項目 内容
種類 自爆型ドローン(徘徊型弾薬)
全長 約3.3~3.5 m
翼幅 約2.5 m
重量 約200 kg(発射装置が必要。)
速度 約180~185 km/h
航続距離 約1,000~2,500 km
飛行高度 約60~4000 m
弾頭 約40~50 kg(ロシア改良型は90 kg)
誘導 慣性航法+GPS/GLONASS
精度 CEP 約10~15 m
価格 約2万~5万ドル程度

 

破壊力:インフラ攻撃に向いています。

シャヘド 約40~50 kg
ロケット弾 20~90 kg
トマホーク巡航ミサイル 約450 kg

 

欠点:

移動目標には弱い

電波妨害に弱い

速度が遅い

音が大きい

ウクライナは65~85%撃墜しているとされています。

 

・・・・・・・

 

ぼくはこのシャヘドが今回のイラン戦争のカギを握っていると分析します。

 

アメリカはイランの弾道ミサイル基地や、防空施設、軍艦や戦闘機を空爆によって破壊したでしょう。

 

しかし、このシャヘドの脅威は取り除けないでしょう。

 

航続距離を見ると周辺国を攻撃するに十分な能力を持っていることに驚かされます。

 

レーダーをかわすに十分な低空飛行能力を持っています。

 

破壊力はそれほどでもありませんが、それでも十分な脅威となります。

 

最大の利点は価格が安いこと。

 

迎撃コストが攻撃コストの10〜100倍です。

 

これは飽和攻撃を可能にしています。

 

防空する側の弾薬はいずれ尽きるでしょう。

 

シャヘドの脅威は発射地点の特定が難しいことです。

 

トラックの荷台に乗せて運搬すれば、いくらアメリカでも位置を特定できません。

 

製造拠点を叩こうとしても、部品の分散生産をすでに実施していて、各ユニットを集めて組み立てるのはガレージでもできます。

 

ユニットは、小型エンジン(オートバイ級)、GPSユニット、慣性航法装置、簡単な飛行制御コンピュータ、プロペラ、FRP機体などで、どれも民生品レベルなので自国で製造せずとも協力してくれる国はいくらでもあるでしょう。

 

歴史上、空軍力だけで相手国を降伏させた例がないように、今回もトランプが期待する筋書きになることは不可能でしょう。

 

イランのシャヘドによる攻撃は続くと予測するべきでしょう。

 

これはアメリカの目論見通りにいかず、戦争は長引くことを意味しています。

 

シャヘドがカギを握るとはこういう理由からです。