映画【わたしの叔父さん】 | so what(だから何なんだ)

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そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、デンマークの映画です。

 

麦畑と牛の兼業農家の話ですから、デンマークの田舎の雰囲気を知ることができ、ぼくはこれが楽しみなのです。

 

東京国際映画祭グランプリを受賞したそうですが、極めて日本の映画に近い表現をします。

 

底予算で俳優個人の演技力で物語をつなぐところが共通しているのですが、人情というものは外国もあまり変わらないんだなと思わされます。

 

セリフは最小限で、表情や仕草で心理面を表現します。

 

実はこのセリフが少ないというのがポイントで、登場人物は皆コミュニケーションが不足というより下手です。

 

主人公の女性はおじさんと二人で暮らしているのですが、おじさんのことをとても大切に思っています。

 

でも、日々の単調な生活の連続の中に埋もれ、いちいち愛情を表現することはしません。

 

逆に無愛想になってしまいます。

 

これって極めて日本的な人間関係ですよね。

 

おじさんも姪のことをとても愛しています。

 

でも、表現が下手くそ。

 

人のいい獣医も、彼女に恋愛感情を抱く男性も登場人物はとにかく「口下手」。

 

本当はお互いに大切に思っていることを、繊細な演技の繰り返しで表現します。

 

ここがこの映画の上手いところです。

 

多くの人はこの映画を退屈だと感じるでしょう。

 

特に最後の突然の終わり方で頭の中は?????になることでしょう。

 

食事中の場面で終わるのですが、それまで叔父さんはTVをずっと聞き流していて、主人公の女性はパズルの本を見ながらなのです。

 

会話は全くありません。

 

TVが故障して、いつも聞こえていたニュースが聞こえません。

 

ふと女性は大切なことに気付いた様子で、本をパタンと閉じるのです。

 

女性が気づいた何か大切なことって分かりますよね。^m^

 

好き嫌いが分かれる映画ですが、ぼくは好きですよ。

 

★★★★★