・・・・・・・っということで、クラスX5.1というレベルの太陽フレアーが起きたというニュース。
このX5.1ってどのくらいのレベルなのでしょう?
太陽フレアーの強さはA, B, C, M, X という5段階のクラスで分類されていて、Xが最も強力なクラスなんだそうです。
えっ!?そんなに強力なの?・・・って思いますよね。
じゃあ、Xクラスの中で5.1という数字はどれくらいなんでしょう?
X5.1はX1の5.1倍なんだそうです。
1980年に、X20以上が起きています。(歴史的巨大フレアと言われています。)
さらには、2003年11月4日にX45以上が起きています。(観測史上最大だそうです。)
X5.1 は、最強クラスの “X帯” の中で 中堅〜上位クラスなんですね。
無理やり地震のマグニチュードでイメージすると、「M8クラスの強震」なんだそうです。
こりゃぁ大変だ。
実際に2003年のX45のときは、電信線が火花を出し、送電網が一部発火したそうです。
オーロラがハワイやカリブ海でも観測されました。
現代の送電網が存在していれば世界的大停電の可能性がありました。
X5だと、広域通信障害・磁気嵐、衛星影響の恐れ、オーロラの拡大が予想されます。
しかし、報道であまり騒がれていませんね。
X5.1 は過去150年の中では珍しくないけれど、実被害を起こしうる強さなんだそうです。
太陽フレアーは黒点の周囲で発生しますが、その位置が直接地球に向いていなかったり、地球が夜の部分には影響が弱くなります。
今回はその位置関係上直撃が避けられ、一般生活においてはまあ大丈夫レベルだったようです。
現代は、密度の高い送電や通信網、人工衛星の運行、地球周回ステーションなど、とても脆弱なシステムですからこれから大災害が生じる可能性はあります。
太陽活動は2024〜2025年がピークだそうで、今回あまり騒いじゃニュースの価値が下がるので大人しくしておくという事情があったようですね。
