・・・・・・・っということで、こりゃ面白い。
10年も前の映画ですが、どういうわけか見逃していました。
ぼくのような引退した者にとって、いちいち納得する部分が多いです。
いわゆる「終活」を描いているのですが、人間の死という暗いテーマなのに皮肉とユーモアで描いています。
分類としては、コメディーなんでしょうね。
もっとも、人間の一生なんてコメディーなんでしょうが。
映画の雰囲気はウェス・アンダーソンやロイ・アンダーソンに近いです。
マイケル・ケイン、ハーヴェイ・カイテル、レイチェル・ワイズ、ポール・ダノ、ジェーン・フォンダなど一癖ある俳優が多数出演します。
ディエゴ・マラドーナなんか出てきて笑ってしまいますヨ。
数多くのシーンやセリフが詰め込まれていて、ちょっと詰め込みすぎという感も。
注意していないと、見逃してしまうウィットが多数仕掛けられています。
原題は【Youth(若さ)】ですから、「老い」と「若さ」を対比して見せます。
ジェーン・フォンダが女性の老いのアイコンとして出演しています。
出演した時点で78歳ですよ。(現在87歳)
残酷ですよね。
みなさんご存知ないでしょうが、昔セックスシンボルで鳴らした女優です。
ご丁寧にミスユニバースがオールヌードで入浴してくるシーンの次に登場させます。
レイチェル・ワイズはぼくの好きな女優ですが、撮影時点で45歳です。
シワが増えた顔を容赦なくアップで映します。
こういうふうに、この映画は完全に「男性視点」で描かれています。
とても優れた映画でオススメすが、この視点に引っかかる人がいるかもしれませんね。
★★★★★
