独裁者 | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、アメリカの雇用統計の数字が気に食わないってことで、統計局の責任者をトランプが解任したそうですね。

 

これって、明らかな独裁者のすることですよね。

 

・・・・・・・

 

映画『クリムゾン・タイド』では、核ミサイルの発射を命じようとする艦長(ジーン・ハックマン)に対し、黒人の副艦長(デンゼル・ワシントン)が命令を拒否し、艦長の暴走を止めます。

 

 

軍隊でさえ、危機時には「良識」が命令を止める力を持つ。

 

この構造はフィクションながら、抑制の大切さを示していますね。

 

実際は不可能らしいのですが。(^^;)

 

・・・・・・・

 

ところが現実のアメリカでは、大統領の暴走を止める仕組みが意外と弱い。

 

大統領を選んだ国民は、任期中にその決定を取り消す方法をほとんど持っていません。

 

弾劾には超党派の支持が必要、職務停止には副大統領の同意が不可欠。

 

過去2回もトランプはこれを潜り抜けた。(@_@;)

 

どちらも「イエスマン」が側近にいれば機能しないのです。

 

かくして、アメリカの民主主義は「選んだが最後、返品不可」の危険な構造を抱えています。

 

こうなりゃ、あと3年半をじっと耐え忍ぶか、何らかの形で本人の不幸を祈るしか手はないってことですね。


制度よりも、最後は人間の良識に頼る。

 

なんとも心もとない話です。

 

怖いのは、アメリカ人が「独裁っていいかも」と思い始めることでしょう。