・・・・・・・っということで、コレは興味深い記事です。
「運輸安全委員会が1日に明らかにしたデータなどによりますと衝突時、旅客機の高度は地上325フィート(約99メートル)とフライトレコーダーに記録されていて管制塔内のモニターも同じ表示でした。 しかし、ヘリコプターの高度は管制塔内のモニターには200フィート(約61メートル)と表示されていたということです。運輸安全委員会はなぜ異なる高度が表示されていたのかさらに調べを進めるとしています。」TBS NEWS DIG Powered by JNNより
この記事では、地上高度と平均海面高度を理解する必要があります。(;^_^A
事故究明は始まったばかりで、NTSBの最終報告が出るまでは、勝手な推測をするのは慎むべきです。
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昔々、パイロットの教官をしていたことがあるので、高度について説明させてください。
富士山は標高3,776mであることはみんなの知るところです。
ではこの高さはどこが基準でしょう?
標準海面の高さが基準なのです。
標準海面とは実際にそこに海面があるわけではありません。
だって、潮の満ち干で海面の高さは常に変化するものですからね。
富士山の高さが時間によって変わっては困りますよね。
そこで、標準海面という仮想の変化しない海面を想定するのです。
地図に書かれている山の標高(海抜)はすべて、この標準海面を基準に記載されています。
パイロットが使う航空図も標準海面が基準です。
航空機は、山に衝突しない高度で飛ぶ必要がありますね。
・・・っということは、パイロットは現在飛んでいる高度を高度計で正確に知らないと、危なくて飛べませんよね。
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航空機の高度計は、「気圧高度計」を使っています。
上空に行くに従って、気圧が下がるのでその気圧を感知して高度に置き換えてメーターで表すのです。
ここで、アレっ?と思ったアナタは勘がいいですね。(^^)/
気圧高度計は標準海面をゼロメートルとして、「平均海面高度(MSL:Mean Sea Level)」を示してくれるのです。
ところが、海面の気圧は常に変化します。
正しい高度を得るには、現在飛行中の地点の平均海面の気圧を基準に高度計をセットしながら飛行する必要があるのです。
これをAltimeter Settingといいます。
あれっ?
予想より長引くので・・・つづく。
