・・・・・・・っということで、3回目にようやく通して見ることができました。
ビールを飲みつつ見る映画じゃないですね。(;^_^A
オッペンハイマーという人物はとても複雑で、ミステリアスだから、映画にするにはとても難しい対象だと思います。
しかも「原爆の父」ですから、両極端の意見があるため制作には勇気が必要でしょう。
そんな難しい映画に果敢に挑んだノーランの挑戦は評価されるべきでしょう。
そして、ノーランが監督して良かったと誰もが感じるでしょう。
アメリカを勝利に導いた科学者として戦後間も無くは英雄扱いされました。
しかし、マッカーシーの「赤狩り」の嵐が吹きまくり、彼がソ連に情報を流したと疑われ聴聞会を受けることになります。
裏にストローズという政治家がオッペンハイマーを陥れようとする策略がありました。
ストローズ役をロバート・ダウニーJrが好演していて、彼だと気づきませんでした。
物語はその聴聞会を中心に進みながらオッペンハイマーの人物像に近づこうとします。
・・・・・・・
日本人としてなぜアメリカが原爆を投下したのか知りたいですよね。
そして、被害者である日本人をどう描くか興味ありますね。
その期待は裏切られるでしょう。
と同時に、原爆投下を擁護もしていません。
ぼくが注目したセリフがあります。
「我々科学者は原爆の威力を知っている。しかし一般人は見せつけないと分からない。」
実は、科学者も知らなかった。
そして、オッペンハイマー自身も。
ドイツが成功する前に。
ソ連が成功する前に。
日本が降伏する前に。
・・・が原動力でした。
科学者には責任はないのか。
使う使わないの責任は政治家のみにあるのか。
アメリカの性(さが)とは?
科学者の性とは?
そして人間の性とは?
地球を壊滅させるまで、その答えは出ないでしょう。
★★★★★
