・・・・・・・っということで、まだ正式な発表はありませんが、アゼルバイジャン航空の旅客機墜落は、ロシア軍による撃墜の疑いが濃いようですね。
ロシアによる民間機撃墜といえば、1983年9月1日に発生したソ連機による大韓航空007便が思い出されます。
第二次世界大戦を含め、民間旅客機が撃墜された主な事件を調べてみました。
1940年6月1日
被害機: KLM(オランダの航空会社)DC-3型機
撃墜主体: ドイツ軍戦闘機
犠牲者数 9名
1942年3月23日
被害機: KNILM(オランダ領東インドの航空会社)DC-3型機
撃墜主体: 日本海軍戦闘機
犠牲者数 4名(乗客・乗員の多くが脱出)
1943年8月1日
被害機: BOAC(イギリス海外航空)DC-3型機
撃墜主体: ドイツ軍戦闘機
犠牲者数 10名
1943年8月24日
被害機: BOAC DC-3型機
撃墜主体: 日本軍戦闘機
犠牲者数 6名
1954年7月23日
被害機 :キャセイパシフィック航空DC-4型機(イギリス領香港)
撃墜主体: 中国人民解放軍空軍戦闘機
犠牲者数 10名
1955年7月27日
被害機: エル・アル・イスラエル航空機(Lockheed Constellation型機)
撃墜主体: ブルガリア空軍
犠牲者数 58名
1962年6月30日
被害機:エアロフロート902便
撃墜主体:ソ連
犠牲者数:84名
1973年2月21日
被害機:リビア・アラブ航空727型機
撃墜主体: イスラエル空軍戦闘機
犠牲者数 108名
1978年4月20日
被害機: 韓国航空902便(Boeing 707型機)
撃墜主体: ソビエト連邦空軍戦闘機
犠牲者数 2名
1980年6月27日
被害機: イタビア航空870便(DC-9型機)
撃墜主体: 不明(イタリア空軍の誤射または他国の関与が疑われる)
犠牲者数 81名
1983年9月1日
被害機: 大韓航空007便(Boeing 747型機)
撃墜主体: ソビエト連邦空軍戦闘機
犠牲者数 269名
1985年2月24日
被害機: アエロペルーBoeing 727型機
撃墜主体: ペルー反政府勢力(地対空ミサイル)
犠牲者数 44名
1988年7月3日
被害機: イラン航空655便(Airbus A300型機)
撃墜主体: アメリカ海軍巡洋艦「ヴィンセンス」
犠牲者数 290名
2001年10月4日
被害機: シベリア航空1812便(Tu-154型機)
撃墜主体: ウクライナ軍(演習中のミサイル)
犠牲者数: 78名
2014年7月17日
被害機: マレーシア航空17便(Boeing 777型機)
撃墜主体 ロシア支持派武装勢力(ブーク地対空ミサイル)
犠牲者数 298名
思ったより多くの例があるので驚きました。(これ以外にもあります。)
原因は意図的な撃墜、誤認、紛争地域での巻き添えなど多様です。
わが日本軍も前科があるんですね、驚きました。
アメリカも中国もスネに傷を持っています。
やはり、目立つのはロシア(ソ連)ですね。
民間機を撃墜するのは彼らのお家芸?
ここで言えるのは、紛争地近辺をフライトする便は避けたほうがいいってことでしょう。