・・・・・・・っということで、連続でアニメ、それもロボットが登場する映画を見てしまいました。
先月公開されたばかりで、評判がとてもよろしい。
スペイン・フランスの合作で、監督はスペイン人、原作はアメリカの児童作家。
舞台は9・11以前のニューヨーク。(ワールド・トレーディング・センターがまだ建っているので。)
主人公を含め登場するのは全部動物か鳥で、人間ではありません。
セリフは一切なく、音楽が効果的に使われています。
主人公の犬(ドッグ)とロボットの友情物語です。
最近はほとんど見かけなくなった2D動画で、下手ウマに描かれています。(絵のこだわりは細部まで及んでいますが。)
簡単に言えば、都会の孤独ですね。
でも、それだけじゃないんです。
実に緻密な計算が働いていますが、それがあざとくないのが上手いです。
はっきり言って、100%大人向けのアニメです。
子供が見たっていいけど。(^^ゞ
さらっと見た限りでは、いったいこの映画のどこがいいの?・・・って感じます。
主人公の犬は底抜けに善人(善犬?)です。
なのに、友達ができず孤独です。
他人が友達といるのを見ると羨ましくて仕方ありません。
そこで、通販のロボットを買って組み立てます。
ロボットの間で友情が生まれます。
もちろんロボット側も犬に友情を持ちます。
ところが・・・・。
人間が出てきませんが、誰しも経験する出会いと別れです。
舞台はニューヨークでなくてもいいです。
ですから、ある程度の大人であれば、どんな国に住んでいても物語とシンクロします。
要するに、普遍的な内容なのです。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」の曲が効果的です。
歌詞に深い意味はありませんが、あの頃は心が通じ合って良かったねという内容です。
別に9・11以前の20世紀が良かったというわけではありません。
昔を振り返ると、あああの頃はいい時代だったね・・・って誰でも感じるものでしょう?
「出会いは別れの始まり」。
相手は自分が思うほど友情が強くなかったね。
二人とも親友だったけど、なぜか疎遠になっちゃったね。
・・・そんなことばかりの人生じゃないですか。
友人も自分も、前に進むしかないのです。
★★★★★
