ときどきバッハ(その3) | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、ピアノによるバッハの演奏を聴いたのだけど、そもそもバッハはピアノ曲を書いたのか?

 

答えは簡単、一曲も書いていません。

 

何故なら、ピアノが発明されたのはバッハ晩年だったからです。

 

ですから、ピアノ演奏によるバッハは全部後世の音楽家が編曲したものです。フェルッチョ・ブゾーニが有名らしいです。)

 

それでも聴衆の心を打つのは、バッハの曲が「素材」として優れていたからでしょう。

 

様々な解釈に耐えうる曲、それがバッハなのです。

 

じゃあ、バッハはパイプオルガンの曲が一番多いかというと間違いで、一番多いのは声楽曲だそうです。

 

大雑把に分類すると・・・

 

1.    声楽作品(約60%)

2.    鍵盤楽器(オルガン、クラビコード、チェンバロ)のための作品(約20-25%)

3.    管弦楽作品(約15-20%)

4.    室内楽作品(約5-10%)

 

となるそうです。

 

このシリーズの最初はオルガン曲をピアノにアレンジしたものを聞いたのですが、同じ鍵盤楽器と言っても両者の音はずいぶん違いがありますね。

 

参考のためにそれぞれの楽器が持つ特徴を調べてみました。

 

    •    ピアノは多彩なダイナミクスと豊かな音色を持つため、幅広い表現が可能です。

    •    パイプオルガンは壮大で荘厳な響きを持ち、特に宗教音楽や大規模な作品に適しています。

    •    チェンバロは軽快で繊細な音色を持ち、バロック音楽の華やかさやリズムの表現に優れています。

    •    クラヴィコードは静かで繊細な表現に優れており、個人的な演奏や室内での使用に適しています。

 

それぞれに仕組みが異なるのですが、やっぱりピアノは楽器の王者だと思いますね。

 

多様な音色を表現でき、繊細なピアニッシモから力強いフォルティッシモまで広い範囲での表現が可能だからでしょう。

 

風呂場で聴いた「オルガン・ソナタ第4番 ハ短調BWV 528」は、

    1.    第1楽章(アンダンテ)

    2.    第2楽章(アダージョ)

    3.    第3楽章(アレグロ)

の3楽章から成っていて、その内の第2楽章のアダージョだったのですね。

 

以上、興味のない人には退屈な話題だったと思いますが、好奇心の赴くままに書きました。