小よく大を制す | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
暇はあるけど体力と金と気力がない。
そんなお年頃。
68カ国で止まったまま先に進みません。(;^_^A

・・・・・・・っということで、こういう話題は人気ないですね。まあ、予想通りですが。(^^ゞ

 

大抵の人の感覚からすると、ウクライナのロシア領内侵攻は戦力資源の小さい国が大国に侵入するなんて、何てリスキーなことをするんだと感じますね。

 

ウクライナがどうしてこんな危険な賭けをするんだ?目的は何なのだ?と専門家でも分析しかねています。

 

しかし、歴史上は小国が大国相手に勝利したケースは結構あります。

 

もちろん勝利するためには「巧みな外交」が不可欠です。

 

ぼくにはこの外交を云々する能力はありませんが、「戦術的」な話は多少してもいいでしょう。^m^

 

例えば、ドイツはヨーロッパ全体を支配しようと、フランスを占領し、成功一歩手前まで行きました。

 

ドイツは小国ではありませんが、ヨーロッパ全体を支配するほどの大国ではありません。

 

ローマ帝国は、イタリア半島にあった小国が地中海全体を支配したのです。

 

アヘン戦争では遠く離れたイギリスが中国に勝利し、植民地を獲得したのです。

 

戦争に勝利するとは、けっして国のサイズ、国民の多さでは決まらないという例です。

 

ウクライナの越境攻撃はナポレオンの得意とした「各個撃破(Concentration of Force)」の戦術が参考になるはずです。

 

各個撃破とは、以下3つの組み合わせです。

1)  敵の分断: 敵軍を複数の部隊に分断し、個々の部隊を孤立させることで、それぞれを個別に攻撃して撃破します。

2) 迅速な移動: 部隊を機動的に動かし、戦局に応じて速やかに最も重要な戦闘に投入します。これにより、敵の防御を破り、戦局を有利に進めます。

3)集中攻撃: 敵の弱点や孤立した部隊を狙い、その部隊を圧倒することで戦局を有利に進める戦術です。

 

フランスも小国とは言えませんが、この戦法で連戦連勝を収めました。

 

これを成功させる条件は下記の通り。

1.    情報収集

2.    部隊の分散と集中

3.    機動力の活用

4.    連携の強化

 

広いロシア領土に侵入した少数兵力のウクライナ部隊は多数のロシア軍に包囲され孤立してしまうのではないかと思われますが、ロシア軍は全体に満遍なく配置されているわけではないのです。

 

部隊毎に、分かれているのです。

 

全体的に少ない兵力でも、敵が各個に分かれていれば数的有利に持ち込むことができるのです。

 

数的有利が作れなければ、敵が分散している時に攻撃するとか、陽動して分断すればいいのです。

 

同じ各個撃破とはいえ、ナポレオンの時とは時代が違います。

 

現代戦で成功させるためには、情報収集能力、部隊間の緊密な連絡、機動的運用、的確な意思決定、効率的な部隊の運用が求められます。

 

もちろん制空能力、ロジスティック、情報撹乱がこれに加わります。

 

先に「ロシア軍は弱い」と書きましたように、ロシア軍はどれも劣っています。

 

「小よく大を制す」という言葉の通り、ウクライナにも勝機が十分あると歴史は教えています。