江戸時代のジャーナリズム | so what(だから何なんだ)

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・・・・・・・っということで、浮世絵は情報伝達のひとつとしての役割を果たしていたのではないかと思い、調べてみました。

 

江戸時代の情報媒体(マスコミ)は以下のようなものがありました。

 

1. 浮世絵

 

2. 瓦版(かわらばん)

木版印刷で作られ、戦争や災害、犯罪などの時事情報を庶民に伝えるためのものでした。街中で売り子が叫びながら売り歩きました。

 

3.草双紙

絵本や小説の形式で、娯楽や教育を目的とした印刷物。

 

4. 日記や手紙

マスコミではなく、個人的なものですが情報交換の手段として。

 

5. 本草学や儒教の書籍

学問や教養を深めるための書籍も重要な情報源でした。

 

6. 読み物

読み物は、物語や教訓を含む本で、庶民の間で広く読まれていました。

 

7. 芝居や講談

映画がなかった時代は、劇場で行われる芝居や講談も情報や娯楽の提供手段だったのでしょう。

 

8. 行商人

口頭で最新のニュースや噂話を広める重要な情報提供者でした。

 

9. 寺社の掲示板

寺社の掲示板には、年中行事や地域の重要な告知が張り出され、地域の情報源となっていました。

 

これらの情報媒体は、文字を読めない人々にも情報を伝える手段になりました。

 

瓦版の版元は浮世絵の版元も兼ねていたかについて、重なった部分も多かったものの、分業だったようです。

 

ニュース性を重要視するのと、芸術性を重視するのとは違いますからね。

 

新聞社のような働きをする版元は、情報収集から編集、印刷、販売まで手掛けていたそうです。

 

当然、版元同士の競争や協調があったそうです。

 

これらの印刷物は比較的安価で、庶民が気安く購入できるものでした。

 

ちなみに、浮世絵は日本人の漫画好きアニメ好きに大きな影響を与えています。

 

そういえば、浮世絵の大胆な構図や鮮やかな色使いはアニメに通じますよね。

 

インターネットが急速に普及し、従来のマスメディア、それに関わるジャーナリズムが激変している現代という時代。

 

情報が極端に限られていた江戸時代のマスメディアについて考えてみるのも面白いですね。