いつもアメリカがややこしくする | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、今回のガザ地区での戦闘(戦争?)はハマスの愚かな攻撃によって始まりましたね。

 

イスラエル市民をたくさん殺害し、人質として連れ去ったことは犯罪そのものです。

 

この点で、ハマスに大義名分はありません。

 

しかし、待ってましたとばかりにハマス殲滅のチャンスと捉えたイスラエル側にも正義はありません。

 

なぜなら、いかなる理由においても子供を殺すことは許されないからです。

 

パレスティナ問題の種を蒔いたのは、イギリスとフランスです。

 

一義的には、両国に責任があります。

 

植民地政策をとっていた両国のやり口は、わざと紛争問題を残すことです。

 

将来、介入できるからです。

 

これは帝国主義の常套手段ですが、そこにアメリカが絡んできて余計に問題を複雑化させているように見えます。

 

パレスティナ問題にアメリカがなぜ関与するのでしょう?

 

責任のあるイギリスとフランスが主体となって解決すべきなのに。

 

歴史の浅いアメリカが、こんな複雑な問題を解決できるとは思えません。

 

・・・・・・・

 

アメリカは今回の戦闘でもイスラエルに武器や弾薬の援助をしています。

 

なぜアメリカはこれほどイスラエルに肩入れするのでしょう?

 

経済と文化においてアメリカ国内のユダヤ系の影響力を無視できないため。

 

彼らのロビー活動が強力なため。

 

民主主義をイスラエルを使って中東にクサビを打ち込むため。

 

イスラエルはアメリカのMNNA(Major non-NATO ally)だから。

 

色々な理由が考えられますが、歴史的な観点からが一番理解しやすいです。

 

ソ連との冷戦時代、アメリカは中東地域を共産主義が支配することは絶対阻止しなければなりませんでした。

 

なぜなら、ソ連が石油を支配するのを黙認するわけにはいかなかったからです。

 

地政学的に見て、(民主主義国家を掲げている)イスラエルを利用するのが一番です。

 

というか、この選択しか無いのです。

 

イギリスとフランスは、腕組みしてアメリカのお手並み拝見を決め込んでいます。

 

実に分かりやすいですね。(ーー゛)