過剰サービスが日本をダメにする | so what(だから何なんだ)

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人生のバックパッカーのブログです。
一日に数本書いていますので、遡って読んで下さいね。

・・・・・・・っということで、気がついたら円安がどんどん進んでいます。

 

円が安いということは円の価値が下がること。

 

円の価値が下がるということは、日本の競争力が下がること。

 

気が付いたら、日本は先進国から置き去りにされていたのです。

 

東の端っこにある島国だから、気付かなかったって?

 

この時代に???

 

もしそうだとしたら、日本人は相当なバカです。

 

バカということは、他の国からバカにされることです。

 

それでも気付かない国民っていったい何なの?????

 

・・・・・・・

 

ぼくはジジイだから、ジジイの小言を言います。

 

日本は何でも非効率なのです。

 

この非効率を改善しなければ、円安はさらに進みます。

 

その非効率とは何かを、トラック運転手不足を例に考えてみましょう。

 

日本国内のロジスティックスはトラック運送によって支えられています。(50%以上)

 

それは、高速道路を走れば分かることです。

 

トラックだらけです。

 

トラック運転手の勤務は過酷です。

 

だから国は規制を設けた。

 

ところが、日本の人口は減る一方。

 

このままでは物流が成り立たない。

 

じゃあどうするか?・・・そこを考えなきゃならないのです。

 

日本の生活の仕組みが非効率だからなのです。

 

非効率になる原因は、「過剰サービス」だからなのです。

 

・・・・・・・

 

日本はコンビニエンスストアだらけです。

 

便利さ(コンビニエンス)を保つために、いったいどれほどの物流能力が必要なのでしょう?

 

おにぎり一個を運ぶために、どれほどトラックの積み替えが必要なのでしょう?

 

品切れを起こさないために?消費期限を守るために?トラックはオンタイムでフル回転しなければなりません。

 

店側も細かいスケジュール管理を強いられます。

 

どうしてか?

 

客の要求に応えるためです。

 

しかし、それは不文律なのです。

 

店側が、供給側が、客が要求するからと勝手に決めているのです。

 

ジジイの言いたいのはこれです。

 

日本の経済の足を引っ張っているのは、こういう不文律による「過剰サービス」なのです。

 

確かに賞味期限を過ぎたものは買いたくないです。

 

でも、賞味期限とは美味しく食べられるという曖昧な規定で、食べられないという意味ではありません。

 

供給側も安全率を持って、短めに設定します。

 

だから、大量の廃棄物を産むのです。

 

何という非効率。

 

大量の廃棄物を産むと知っていながら、トラックの運転手はせっせと貨物を運んでいるのです。

 

廃棄物を処理するために、またトラックで運ばなければならない。

 

以上が、日本の非効率をトラックを例に挙げました。

 

・・・・・・・

 

トラック以外にも日本は非効率だらけの国なんです。

 

では、どうすればいいのか?

 

日本人が変わることです。

 

一つ前のブログで書きましたが、外人旅行客なんて放っておけばいいのです。

 

「おもてなし」という意識が過剰サービスなのです。

 

これまで日本人の優れた点として「こだわり」がありました。

 

しかし、これからの日本はその「こだわり」が欠点になるのです。

 

こだわりを追い求めると、「過剰サービス」となってしまうのです。

 

これからの少子化社会、もっともっと日本は「効率的な社会」に変わらなければなりません。

 

人口が減るのですから、足を引っ張っている「非効率」を片っ端から考え直さなければなりません。

 

円安を止めるには、これしかないのです。

 

・・・・・・・

 

以上、ジジイの小言ですから長くなってしまいました。(;^_^A